折込チラシの効果を飛躍的にアップするメタ認知広告【学習塾編】
「折込チラシの反応が落ちている。」
「価格競争になっている。」
折込チラシには効果が落ちているという悲観的な印象が強いようです。
しかし、大手を中心に量販店、リフォーム、スーパー、学習塾、通信販売などは定期的に折込チラシを投下しています。
その理由は、地域を限定した広告は折込に効果があることと、インターネットで出会うことのない見込み客に出会うことができるからです。
とは言え、各社ともに商品やサービスのレベルが上がり、差別化が難しくなっています。そんな中で、チラシの効果を高める方法について考えてみます。
この記事では、学習塾の折込チラシについて考えてみます。
Contents
授業料を無料にすれば、生徒が集まるのか?
昨今の学習塾の折込チラシの多くは、「講習料無料」が目立ちます。確かに、「無料」は人の関心を引きます。しかし、他塾も無料にすれば、結局のところ、競争は同じになります。
「他塾が1ヶ月なら、うちは2ヶ月無料にしよう」というのは、利益を失うだけです。特に、中小の学習塾がとるべき戦略ではありません。
見込み客となる生徒や保護者は、無料の学習塾を探しているわけではありません。自分に合った学習塾を探しており、その学習塾が無料であればうれしいという話です。
生徒を増やすためには、価格以外の訴求ポイントを見つけなければなりません。
学習塾に行く目的は?
ここで、生徒が学習塾に行く目的について考えます。
端的に言えば、「成績を上げたい」ということです。その際にポイントになるのは、
・どのようにすれば成績が上がると思っているのか
・何が理由で成績が上がらないと思っているのか
ということです。
いい先生に教えてもらうことができれば成績が上がると思っている生徒には、先生の実績を伝えればいいのです。また、集中力がないから成績が上がらないと思っている生徒には、「集中力に自信のない生徒さん向けの授業」と言えばいいことになります。
ここまでは、他塾の告知をしているので、それほど違いを生み出すことはできません。
他塾との違いを出すためには、「メタ認知」の手法を使います。
メタ認知とは?
メタ認知とは、心理学用語で「認知していることを認知すること」を言います。メタとは、「高次の」という意味で、物事を俯瞰した見方のことを言います。有名なのは、ソクラテスの「無知の知」です。「知らない」だけでは発展はありませんが、「知らないことを知る」ことで何を学べばいいのかがわかります。
学習塾の場合、「成績が上がらない理由がわかることで、成績をあげるコツをつかむことができる」ということになります。
「成績が上がらない。このままでは志望校に合格できない」と焦っている状態は、メタ認知が機能していないので、焦りばかりが募ります。一方で、「成績が上がらないのは基礎力が足りずに、暗記に頼っているからだ」ということがわかれば解決策が見えてきます。
メタ認知を機能させる方法は、次の3つとなります。
1:視線を上げる
物事を正面でなく、上から見るイメージです。例えば、正面から森を見ても、全体像はわかりません。しかし、空から森を見ることができれば、全体像を把握することができます。
学習塾の場合、保護者は子どもを見るだけでなく、先生との関係を見るということになります。こうすることで視野が広がります。
2:視点を変える
次はモノを見る視点を変える方法です。成績が伸びない場合、間違った問題だけに焦点を合わせていると、「勉強ができない」となります。一方で、政界をした問題に視点を移すと、「得意な分野」が見えてきます。何が苦手で何が得意なのかを理解することで成績をあげるコツをつかめるようになります。
3:思考を変える
思い込みを外すということです。「自分は勉強が苦手」という意識の強い生徒の成績が上がらない理由は、学力そのものよりも、「苦手意識」です。特に特定の科目に苦手意識があると、知識が頭に入りません。この場合、「本当に勉強が苦手なのか?これまで勉強をしてなかっただけでないのか?」と思考を変えます。思考が変わることで、苦手意識をなくすことができます。
メタ認知を塾のチラシに活用する方法
メタ認知を広告に活かす方法は、生徒や保護者の思い込みを変えてしまうということです。
<視線を変化させる>
今の偏差値に合った学校を第一志望にしていませんか?
→成績アップのコツを知ることで、志望校はワンランク上がります。
<視点を変化させる>
苦手科目になる理由は、頭の良し悪しでなく、これまでの学習習慣にあります。ですから、学習習慣を変えれば、苦手科目は得意科目になります。
<思考を変化させる>
成績が上がらないのは、生徒に問題があるのでなく、授業の形態や先生との相性が悪いからなのです。
メタ認知を使ったチラシの作成方法
他には、
100の努力を120%の結果にする
2週間で勉強のコツをつかむ
脳の習慣を変える勉強法
など、生徒や保護者が考えていない角度からのメッセージが有効になります。
まとめ
この記事では、メタ認知を活用した学習塾のチラシ作成の方法について考えてきました。
他塾と同じような広告をしたり、他よりもうちの塾がいいというだけのメッセージは、メタ認知とは言えません。自分の塾と生徒をメタ認知の活用により、目標の達成に導くことができるような指導を広告をしていただきたいと思います。
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