ホメオスタシスとは何か？自分への影響を考えてみる
私たちの体にホメオスタシスという機能があることをご存知でしょうか？
ホメオスタシスとは、恒常性とも言われ、外的な刺激に対して、体の状態を一定に保つ働きのことを言います。ホメオスタシスの機能があるからこそ、私たちは健康でいられます。
ホメオスタシスが異常をきたすと、心身の不調が起こります。
逆に、ホメオスタシスは変化を妨げる要因になります。
この記事では、ホメオスタシスが自分の体に与える影響について考えます。
ホメオスタシスの機能
ホメオスタシスの機能は内分泌系、自律神経系、免疫系に分かれます。
ホメオスタシスは「自律神経」「内分泌」「免疫」3つの機能のバランスによって成り立っています。
自律神経とは、身体の働きを調整する神経のことで、交感神経と副交感神経の二つから成り立っています。 主に交感神経は身体の働きを促し、副交感神経は逆に休ませるといった役割を持ちます
内分泌は、ホルモンを分泌する機能を言います。
【共通点】
体温や血糖濃度を調節する。
【相違点】
自律神経は器官に直接はたらく。
内分泌系はホルモンを通してはたらく。
と言えます。
免疫は、細菌やウイルスから、私たちの体を守ってくれている防御システムなのことを言います
ホメオスタシスが乱れると？
正常であれば、恒常性維持機構の働きにより、血圧や血糖値は一定の範囲内に保たれます。
ホメオスタシスが破綻すると、2型糖尿病や肥満、メタボリックシンドロームが引き起こされるという研究結果も報告されています。
（九州大学生体防御医学研究所の久保田浩行教授の研究グループは、東京大学の黒田真也教授との共同研究により、血中のインスリン濃度の変化によって、肝臓でインスリン作用に関わる分子が個別に調整されていることを明らかにした）
適度なストレス
心身の不調はストレスが原因だと言われます。
ストレスが強くなると、自律神経の交感神経の働きが活発になります。
休むことができなくなるため、心身が疲れます。
結果、防御力が衰え、免疫の働きも弱まります。
しかし、同じことを繰り返していると、体の機能が向上せず、思考の広がりもなくなります。
ホメオスタシスが乱れることのない適度なストレスは人生にとって必要だと言えます。
ホメオスタシスを使って、人生を向上させる方法
１：変化をしていく
小さな変化を繰り返していくことで、ストレスなく成長していくことができます。
変化のきっかけになる事柄については、こちらの記事を参考にしてください。
２：望ましい人生をイメージする
変化の方向性を認識していくことが大切でしょう。望ましい人生を歩んでいるかどうかはホメオスタシスの状態を意識すればわかるでしょう。
疲れている状態でも仕事をしなければならないなら、少し仕事の量を減らしてみることも大切です。
３：無理をしない
無理とは、ストレスがかかることを言います。
ホメオスタシスは、バロメーターになります。交感神経を休ませて、副交感神経を機能させる方法は睡眠を取ることです。
休んで、心の疲れがないなら、ストレスの強度を上げていくといいでしょう。
まとめ
この記事では、私たちに備わっているホメオスタシスについて考えてみました。
人間にはできる限り快適に過ごすことができるような機能が備わっています。しかし、ストレスがかかりすぎて、ホメオスタシスが乱れると、不調の原因となります。
自身のホメオスタシスを意識した生活で、快適な生活を送りましょう。
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