バイオハックを実践するための基礎知識

   

 

体調を整えるというニーズは以前から高く、様々な健康法が提唱されてきました。

そんな中で、近年では科学的根拠を持ったパフォーマンスアップの方法が注目されています。こうしたメソッドはバイオハックと言われ、成功したビジネスマンを中心に広がりを見せています。

 

この記事ではバイオハックについて紹介します。

 

 

バイオハックとは?

 

バイオハックとは、自分の体を分析し、科学的な検知に基づくメソッドを取り入れ、最大のパフォーマンスを出すことができるようにシステム化することと言えます。

自分の体を様々な方法で分析し、数値化をすることで、パフォーマンスアップのための具体的なポイントを特定し、それを補っていく食事や生活習慣を取り入れるということです。

 

 

 

バイオハックでどうなる?

 

バイオハックをすることで、脳や体のパフォーマンスがアップすることが報告されています。

全米ベストセラー『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事(原題:THE BULLETPROOF DIET=完全無欠ダイエット)』には、IT企業家のデイヴ・アスプリーさんが、15年間で30万ドルもの私財を投じ、世界中のダイエット法を自分のカラダで徹底的に検証した結果が集約されています。デイヴさん自身、50kgの減量、IQ20ポイントアップという結果を出しています。

他には、パフィーマンスアップをテーマにした活動をしている井口晃さんも「好きなことを仕事にする」「ハイパフォーマンス」「バイオハック」をテーマにした1000人規模の講演会を開催するなど、その効果を伝承しています。

 

ここからは具体的なバイオハックの方法について紹介していきます。

 

 

バイオハック1:生体検査

 

バイオハックの第一歩は、自分の体の状態を知るということです。

不調の原因が、体内に蓄積された有害物質、食品によるアレルギー、遺伝子的に合わない食生活をしていないかなどをチェックするために自分の体を分析します。

 

代表的な分析方法は、

 

1-1:遺伝子検査

遺伝子検査は、遺伝子の持つ情報を解析することで、生まれ持った病気のなりやすさや体質などを知ることができる検査です。

病気は、遺伝子と生活習慣の双方の影響で、発症の有無やその程度が決まると言われています。病気を未然に防ぐためには、検査で自分の「遺伝子型」を知って、遺伝的にかかりやすい病気の傾向を学び、病気にかからないために生活習慣の改善を行うことが重要であると言えます。

アンジェリーナ・ジョリーさんが遺伝子検査の結果を受けて乳がん予防のため、両乳房切除・再建手術を受けていたことを公表し、日本でも大きな話題となりました。

 

 

1-2 酸化ストレス検査

体内の活性酸素が高いにしておくと様々な病気の原因になります。活性酸素が体内にたまらないようにすることが重要ですが、まずはどの程度体が酸化しているのかを知る必要があります。酸化ストレス検査は体内に活性酸素がどの程度たまっているか、またそれを打ち消す抗酸化力はどうなのかを知る検査です。

 

 

1-3 腸内フローラ検査

人間の腸内には100兆個もの細菌があると言われています。細菌は善玉と悪玉に分類され、 善玉菌は、免疫機能を活性化するとともに腸の運動を促し、 悪玉菌の増殖を抑えてくれます。 逆に悪玉菌は腸内でさまざまな有害物質を 作り出し、カラダの老化を早めるものもいます。

善玉菌と悪玉菌の比率を測ることによって、 腸内フローラを調べることができます。

 

 

 

バイオハック2:食事

 

私たちの体は食べたものでできています。食事が私たちに与える影響は大きく、食べたもので体つきも回ってきます。一方で、体によい影響を及ぼさない食品も特定されてきています。

ここでは、代表的な食事法を紹介します。

 

2-1 トランス脂肪酸を控える

トランス脂肪酸とは、脂質を構成している成分で脂肪酸の一種で、マーガリンやショートニング、業務用油などを作る過程で発生します。トランス脂肪酸には血中の悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす働きがあります。ですから、大量に摂取すると動脈硬化などで身体に悪影響を及ぼす危険性があります。

スナック菓子やファーストフードに含まれていることが多く、こうした食品の摂取量を考えることが大切です。

 

 

2-2 グルテンフリー

グルテン(gluten)とは、小麦粉に含まれるグルテニンとグリアジンという2種類のたんぱく質が絡み合ってできたものです。

グルテンフリーとは、グルテンの含まれる食品を口にしないことを言います。

グルテンの性質を利用して、パンや麺類が生まれ、多くの人が口にしています。しかし、小麦粉製品でアレルギー反応が出る方をはじめ、グルテンは主に小腸へ悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。

グルテンが原因の可能性がある症状としては、自己免疫疾患のセリアック病、グルテンを消化しにくいことで慢性的な不調が現れるグルテン不耐症(過敏症)が知られています。

 

 

2-3 体にいい油を摂取する

油には「脂質」が多く含まれており、生命維持や身体活動には欠かすことのできないエネルギー源です。

しかし、過剰に摂取するとLDL(悪玉)コレステロールが増加し、動脈硬化や心疾患、糖尿病、肥満などのリスクが高まると言われています。

健康の維持には、良質な油と摂取量を調整することが大切です。

 

 

バイオハック3:生活習慣

 

規則正しい生活をすることは大変に重要ですが、さらにパフォーマンスをアップする生活習慣があります。ここでは、パフォーマンスをアップする生活習慣について紹介します。

 

3-1 瞑想

瞑想の効果は、様々な科学的根拠を持って証明されています。

ストレスの原因は「考えすぎ」とも言えます。瞑想は、マインドフルネスで言われるように、「今」に集中することにより、認知コントロール力、感情コントロール力、プラス思考、思いやり、ストレスレベルなど、すべてにおいて優れた数値が出たという研究結果もあります。また、瞑想にはうつ病や不眠、不安などを緩和する効果もあると言われています。

 

 

3-2 パワーナップ

パワーナップとは、12時から15時くらいにとる15分~30分ほどの睡眠のことです。パワーナップは、コーネル大学の社会心理学者ジェームス・マースの研究により提唱されました。要は昼寝のことなのですが、仕事のパフォーマンスが向上するため、世界的な大企業でも積極的に取り入れられています。

 

 

3-3 ファスティング

ファスティングとは、断食のことです。ダイエットを目的に行われることが多いですが、ファスティングはダイエットだけではなく、日頃休みなく働き続けている内臓に休息を与えることで、カラダの解毒処理能力を回復させ、有害物質の排出を促す効果もあります。

週末のみや週1回の断食など、昨今では無理の少ない方法が提唱されています。

 

3-4 カビ対策

住まいの状態が私たちに与える影響もあります。代表的なのはカビです。カビの胞子は常に空気中に漂っていますが、壁などで増殖して漂う胞子の量が増えると、感染症、アレルギー、中毒などを引き起こす恐れがあります。

 

 

 

バイオハックを実践するにあたって

 

バイオハックは、比較的新しい概念であるため、一般的であるとは言えません。また、薬などを使わないため、急激な変化を感じることができません。

そこで、バイオハックを実践するにあたって3つのガイドラインを紹介します。

 

1:3週間は継続

 

バイオハックは急激に成果が出るもので貼りません。継続することで効果が出てきます。しかし、物事を継続するのは簡単ではありません。そこで、「3の法則」を活用してみてください。

まずは3日、3日続いたら3週間、ここまでくると3ヶ月の継続ができやすくなり、何らかの成果を実感できていると思います。

 

 

2:記録をつける

 

その日に食べたもの、行ったこと、体重や体調についての記録をつけることで、振り返ることができます。

 

 

3:メリットとデメリットを比較する

 

食事や生活への制限も多いため、ストレスになってしまうと、バイオハックの効果が半減してしまいます。完璧なことを求めるだけでなく、ストレスを緩和しながら、小さな一歩からでも取り組むといいと思います。

 

 

 

まとめ

 

この記事ではバイオハックについて基礎的な内容を紹介しました。科学の進化に合わせて、人間は理論的に健康になることができる時代が近づいています。そこには古来からの生活習慣や食事習慣の叡智を組み合わせることで、ストレスなく健康な状態を保つことができるかもしれません。

 

 

 

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