なぜ、タバコがやめられないのか?タバコをやめる6つのステップ

      2022/07/20

 

2021年の10月1日よりタバコの値段が上がります。

セブンスターは600円になります。

1970年の発売が100円で、2016年で460円、2021年の値上げで600円。これほど値上げされた製品は他にないでしょう。

値上げの理由は税金で、税金が上がる理由はタバコをやめた方がいいというサインです。

実際、タバコは百害あって一利なしと言われます。

しかし、タバコを吸う人はなくなりません。

 

この記事では、なぜ、人はタバコを吸うのか、合わせてタバコの害について考えてみます。

 

 

なぜ、タバコを吸うのか?やめるのか?

 

令和元年の厚生労働省の調査では、習慣的に喫煙している者の割合は16.7%であり、男性27.1%、女性7.6%。この10年間で、いずれも有意に減少しています。

 

喫煙者にたばこを吸いたい理由を聞いたところ、

1位は「リラックスしたいから」

2位は「イライラするから」

3位は「生活の楽しみだから」

 

一方で、

 

禁煙したきっかけは、

1位は「健康のため」

2位の「たばこが値上がりしたから」

3位の「体調を崩した」

となっています。

そう考えれば、値上げは一定の効果があると考えられます。

 

参考アンケートはこちら

 

 

 

それでもタバコをやめられない理由

 

それでもタバコをやめられない理由は、成分にあります。

 

1:ニコチン

たばこの煙に含まれるニコチンという薬物成分が繰り返し体に吸収されることで、ニコチンが切れると体がそれを欲する状態になるからです。「ニコチン中毒」の状態です。

 

2:ニコチンと気分との関係

喫煙している人は、タバコを美味しく感じています。実際、たばこを吸うことによって、イライラがとれ気分が爽快になった(気がします)。この理由は、タバコによってニコチンが供給され、ニコチンの禁断症状が消失するためです。血中のニコチン濃度が低くなると、再びイライラや不快感が募ってきます。これはニコチン中毒の形成によるものなのです。完全に自爆的なサイクルですね。

 

 

 

タバコの害って?

 

タバコの害については、たくさんの情報が出されています。

しかし、具体的にどこが悪いのかということを詳しく知らない場合もあるので、タバコの害についてリサーチしてみます。

たばこの煙には多くの化学物質が含まれていると言われます。その中で、三大有害物質と言われるのが、ニコチン、タール、一酸化炭素です。肺がんや咽頭がんによる死亡の危険性はノンスモーカー、タバコを吸わない人よりも高いことがわかっています。

他には、血管の収縮による血圧の上昇、血液の粘度の上昇、動脈硬化の進行、心臓への負担の増大などが考えられます

 

タバコの害は、

1:健康への影響が大きい

2:なニコチン依存症に陥りやすい」

3:喫煙以外の薬物依存の入り口となることがあげられます。(覚醒剤など)

ということになります。

 

 

 

加熱式タバコなら、大丈夫?

 

紙巻きたばこの害が注目された中で、登場したのが加熱タバコです。たばこ葉やたばこ葉を加工したものを、燃焼させずに電気的に加熱し、エアロゾル(霧状)化したニコチンと加熱によって発生した化学物質を吸入するタイプのたばこ製品です。

加熱式たばこは、喫煙者本人及び周囲への健康影響や臭いなどが紙巻たばこより少ないという期待から、使い始める人が多くいます。

化学成分を分析した結果からは、加熱式たばこの主流煙には、多くの種類の有害化学物質が含まれるものの、ニコチン以外の有害化学物質の量は少なかったと報告されています。しかしながら、紙巻たばこに比べて健康影響が少ないかどうかは、まだ明らかになっていません。

 

さらには、「有害性物質が少ない」ことと「病気になるリスクが低い(健康被害が少ない)」ことは同じではありません。紙巻タバコに比べて新型タバコでは有害性物質が少ないことは、病気になるリスクが紙巻タバコに比べて低いことを意味するわけではないことを理解しておきましょう。

 

 

 

電子タバコとは?

 

最近、タバコをやめたい人が愛用しているのが、電子タバコです。

電子たばこは、たばこ葉を使用せず、装置内もしくは専用カートリッジ内の液体(リキッド)を電気加熱し、発生する蒸気を愉しむ製品です。

日本の市場で販売されている電子タバコのリキッドには、有害物質を発生させるものは含まれていません。

 

電子タバコは、いわゆるタバコではありません。

法律的には、禁煙の場所でも吸ってよいことになりますが、煙を吐いている姿は喫煙に見えるので、配慮が必要でしょう。

 

 

 

禁煙すると、こんな利点がある

 

1:健康への利点

肺機能が回復します。

がんになる危険度も低下します。

 

 

2:隣人への迷惑が減る

たばこの煙は、非喫煙者にとって、そのにおいも煙たさも耐えられないものです。たばこの煙を他人が吸う場合を「受動喫煙」といいますが、この場合も吸う量に比例して害があるのは喫煙者本人と同じです。

 

 

3:経済的利点

たばこを毎日1箱吸うと600円程度かかり、1か月で18,000円になります。税金を払って健康障害を買っているのです。

 

 

4:社会的威圧感からの解放

タバコ嫌いの人が増えるごとに、喫煙者は嫌がられる可能性が高まります。社会的にも「たばこを吸っている」という批判の目にさらされてしまいます。

 

 

 

こうすれば、タバコをやめられる

 

では、どのようにして禁煙に踏み切るかを説明しましょう。

 

1:禁煙への準備

まずは、いつから禁煙するかを決めます。灰皿やたばこの買い置き分を処分し、禁煙後に起こるニコチン離脱症状にいかに対処するか、その方法を学んでおく必要があります。持っているタバコがなくなったら喫煙を開始しようとするのは、スタートで失敗しています。

 

 

2:禁煙宣言

たばこをやめる決心がついたら、周りにきっぱりと宣言し、そのことによって自分の行動を規制することができます。

 

 

3:ニコチン離脱症状への対応

禁煙を開始する段になって大切なことは、禁煙によってニコチンが切れることで起こる離脱症状(禁断症状)への対処法と心構えです。

 

 

4:再喫煙の予防

ニコチンの身体的な禁断症状は、禁煙後の数日間がヤマで、それを過ぎると消失すると言われます。逆に言えば、数日間の間にタバコを吸わなければ、成功確率が上がります。

しかし、1本ぐらいならいいだろうと吸うと、すぐに喫煙者に戻ってしまいます。禁煙したばかりの時は、再喫煙が誘発されたり、されやすい場所には近づかず、そうなりやすい機会は避けることです。

 

 

5:医師に相談する

禁煙の補助として禁煙開始時に医師にニコチンガムを処方してもらうのも、禁煙をより容易にするための方法です。

ニコチン補充療法は、禁煙によるニコチン離脱症状を当面引き延ばすことが第一の目的で、これでたばこを口にしない口寂しさに慣れるようにします。その後はニコチンガムを徐々に減らし、その後は次第に減らしていきます。ただし、ガムを中止した時点でニコチンの離脱(禁断)症状が現れますから、いずれにしても離脱症状への対処法を学んでおく必要があります。ですから、ニコチンガムの処方を受ければ簡単に禁煙できる、と考えるのは甘い考えかもしれません。ガムの代わりに、ニコチンを皮膚から吸収させるニコチンパッチも医師の処方で使用することができます。

 

 

6:お薬を選ぶ

禁煙をラクに確実にしてくれる強力なサポーターが「禁煙補助薬」です。薬局や薬店で購入できるニコチンガムやニコチンパッチ、禁煙外来で処方されるバレニクリンなど、ご自分の力だけで禁煙するよりもずっとラクに禁煙が可能となります。

 

 

 

まとめ

 

この記事では、健康被害が大きいタバコをやめられない理由と、タバコをやめる方法について考えてきました。

ニコチンの中毒性はかなり高いので、やめるためには医師や専門家の協力が必要になるだろうというのが結論です。愛煙家はタバコを吸い続けても構わないと思いますが、健康意識の高まりに従って、周囲への配慮が必要になっていることを忘れてはいけません。

 

 

 

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