口べたな人がソッコーで雑談力を上げる10のトレーニング
初対面の人と仲良くなる方法のひとつは、雑談力です。雑談力は人とのコミュニケーションを円滑にします。一方で、「自分は口べた」「人見知り」だという人も少なくありません。
こうした人が雑談力を上げる方法はあるのでしょうか?この記事では、雑談力を上げる方法について考えてみます。
雑談は無駄話ではない
まずは、雑談とは何か?ということを考えます。
Wikipediaの解説を引用すると、雑談(ざつだん)とは、特にテーマを定めないで気楽に会話することになります。
雑談の特徴はテーマが決まっていないということでしょう。何を話すのかが決まっていない中で、話を続けるためには、
・相手が聞きたい話であること(話す)
・相手が話したいことであること(聞く)
ということになります。
また、雑談を通してその後の関係を構築するためには、好印象を残し、また会いたいと思われる必要があります。雑談のテーマが決まっていないからこそ、何を話すのかが重要です。雑談を無駄話にしてはいけません。
雑談で人生がどうなるのか?
では、雑談がうまいとどうなるのでしょうか?
雑談が下手は、相手に引かれます。ですから、関係を構築することができません。それどころか、2度と会いたくないと思われることもあります。
雑談が普通の人は、何事も起りません。
雑談が上手な人は、相手に関心を持たれ、また会いたいと思われます。雑談が上手だと人脈の構築ができます。
雑談はトレーニングが重要
雑談が上手な人の中で、どんな話題でも臨機応変に対応できる人がいます。いわゆる面白い人になりますが、こうした天才的な人は稀です。一方で、トレーニングによって雑談力を向上させることもできます。
トレーニング方法は、次の5つになります。
1:雑談の目的を明確にする
雑談を単なる世間話で終わらせない方法は、雑談の目的を明確にしておくということです。雑談の目的は相手に好感を持たれて、人脈を作るということです。
2:相手との共通点を見出す
人は共通点のある人に好感を持ちます。ですから、相手との共通点を見出すトレーニングをすればいいでしょう。ファッションなどから話題を切り出すこともできます。たとえば、特徴的な時計を持っている人には、「お洒落な時計ですね。」と言えば、相手は時計の話をします。自分も時計に凝っているという話ができると共通点が生まれます。
3:普段から情報を集めておく
新聞テレビのニュースから情報を集めておくと、旬な話題で雑談をすることができます。
4:雑学を身につけておく
幅広い知識があれば、相手の関心にリーチできる確率も上がります。たとえば、戦国武将が好きな人に対して、あなたが戦国武将の話ができれば盛り上がります。
5:質問をする
雑談は自分が話すだけではありません。相手が話すことでも盛り上がります。雑談の場は、そんなに長く話すことができないので、「今度、詳しく話を聞かせてください。」と次回につなげることができます。
6:ほめる
相手のいいところを見つけてほめることで、雑談が心地いいものになります。
7:専門分野の使える知識
相手が欲しい知識をあなたが持っている場合は、相手からコンタクトを取ってきます。
人が欲しい知識は、悩みの解決方法です。人の悩みは、
・お金
・健康
・人間関係
・将来
というふうに、おおよそは予測できるので、それぞれの解決方法を事前に仕込んでいくといいでしょう。
8:本題への繋ぎ
営業の現場では、商品やサービスを売り込むことは目的になります。雑談で好印象を獲得したら、本題に入ります。本題への繋ぎは、2つのパターンが考えられます。
8−1:「それでは本題に入らせていただきます。」と切り替える
8ー2:「そうそう、話が盛り上がりすぎて肝心なことを忘れていました。」と雑談の流れを続ける
9:話は盛る
嘘はいけませんが、話は多少盛る方がいいでしょう。たとえば、落ち込んだことがあった場合、「3日間ほど人と視線を合わせられないくらい凹みます。いや、3日間は大袈裟でしたね。でも、その日は凹むくらいメンタル弱いです。」という具合です。
10:2回目に会ったときに前科の話を使う
雑談が盛り上がった場合や、使える知識を提供された場合は、「この前の話をやってみたんですが」などと、報告をすると、より深いつながりになります。
失敗しない雑談のために重要なこと
1:雑談の流れをスムーズに
雑談の流れとしては、自分を売り込みたいのか、相手の懐に入りたいのかを決めておくといいでしょう。
自分を売り込む場合は、相手に役立つ情報を提供し、懐に入る場合は、相手の話を聞きます。
2:自己紹介は軽く自分を下げる
雑談のスタート段階の自己紹介では、軽く自分を下げると好感を持たれやすくなります。
たとえば、「妻に頭が上がらない愛妻家の○○です。」という具合です。
3:話しすぎない
たいていの場合、一方的に自分のことを話すのは、よい結果になりません。質問をされて自分のことを話したら、相手に質問をしてください。
4:議論をしない
意見が対立しても議論は避けてください。そういう意見もあるということを理解すればいいのです。
5:雑談をしない方がいいこともある
営業の現場などで相手が忙しい場合は雑談をすべきでないこともあります。結論を急ぐタイプの人の場合は、先に目的や結論を話します。その後に、打ち解けたら雑談という流れもあります。
まとめ
この記事では、口べたな人が雑談力を上げるトレーニング方法について紹介しました。雑談が上手になると、コミュニケーションが円滑になります。すると、よい人脈ができるようになります。
口べたな人や人見知りの人でも、トレーニングで雑談力を上げることができます。ぜひ、雑談力を高めてください。
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