習慣とは何か？身につけておきたい5つの習慣
あなたはよい習慣を身につけているでしょうか？
逆に悪い習慣があるとしたら、どのように習慣を変えればいいのかを知っているでしょうか？
人は1日の多くを無意識に過ごしています。無意識とは習慣による行動とも言えます。
この記事では、どのように習慣が習慣になるのかを考えます。
Contents
習慣とは？
最初に習慣とは何か？ということを考えたいと思います。
習慣とは、「ある事が繰り返し行われた結果、その事がしきたりになること」とあります。これは言い得て妙な解説ですね。
つまり、習慣とは繰り返しによって定着するものだということです。一度定着すると、意識をしなくてもその行動ができます。行動だけでなく、考え方もパターンが身についてしまえば、常に同じ思考をすることになります。
そう考えれば、習慣とは無意識の行動だと言えそうです。
人には、ついやってしまう行動があります。たとえば、つい食べてしまう習慣は太る原因となります。ストレスがかかるとついタバコを吸ってしまう人がいます。
太り過ぎやタバコは健康を害します。ですから、こうした習慣は好ましくない習慣と言えます。
一方で、毎朝早く起きてジョギングをする習慣は健康にも効果がありそうなので、好ましい習慣だと言えそうです。
ただし、好ましい習慣も好ましくない習慣も善悪ではなく、繰り返しの結果だと言えます。そう考えれば、習慣は、繰り返すことで入れ替わると考えられます。
なぜ、習慣が生まれるのか？
次になぜ、習慣が生まれるのかについて考えます。
結論から言えば、習慣は脳の負担の軽減だと言われています。
たとえば、ご飯を食べる時に、箸を持つことを意識して、お茶碗を意識して、どのおかずから食べるのかを吟味して、口の開け方、噛み方、飲み込み方を意識するとかなり脳と体力を消耗します。
しかし、意識しなくても箸を使って、食べ物を口に運ぶことができれば、体力の消耗を抑えることができます。自然と食べることができるようになることで、思考に余裕ができ、味を感じることができます。
子供の頃は、箸の持ち方、主食とおかずの置き方などを意識しなければできません。ただし、こうしたことを繰り返し、慣れることで習慣になります。
もし、好ましくない習慣をやめて、好ましい習慣を定着させたいとしたら、好ましい習慣を繰り返せばいいことになります。
習慣化されるまでのプロセス
しかし、わかっていてもやめられないというのが人間です。好ましくない習慣をやめて、好ましい習慣を定着させるために、習慣がどのように定着するのかを見ていきます。
習慣は、次のステップで定着します。
きっかけ→ルーティン→報酬
たとえば、スイーツを食べる（きっかけ）→美味しいので毎日食べる（ルーティン）→ストレスが緩和される（報酬）という具合です。逆に、体型を気にする人は、スイーツを食べる（きっかけ）→美味しいので毎日食べる（ルーティン）→太ることに耐えられない（報酬）となるので、スイーツを食べなくなります。
人が行動をする理由は、行動分析学によれば、
得をする
損が減る
ということになります。
報酬とは、得をするか、損が減るのかだと言えます。
何らかのきっかけでその行動をするようになり、ルーチン化することで、繰り返しますが、得か、損が減るという報酬を得ることで、その行動が習慣化するかどうかが決まります。
タバコやお酒など、依存性の高いものは、依存症になることもあるので注意が必要です。
習慣は入れ替わる
物事は、続けることで習慣になります。よい習慣を定着させたいのなら、そのための行動を続ければいいということになります。
たとえば、常に笑顔でいる習慣を身につけたい場合は、鏡の前で朝昼晩と笑顔の練習をすれば習慣化します。デスクに鏡を置いて、気づいた時に笑顔を作っていくと表情は変化します。
しかし、習慣化が難しいこともあります。それは体力を消耗することと依存性がある習慣の入れ替えです。
早起きをしようと思っても、前日に夜更かしをしていると、睡眠時間が少なくなります。この場合は、体力を消耗するので、早起きをするためには早く寝ることが大切になります。
タバコをやめる習慣とは、タバコを吸わないという習慣化をすればいいということになります。そのためには、吸わないことの報酬を設定できればルーチンにしやすくなります。病気になった人が禁煙をするのは、病気を悪化させないという報酬があるためです。
注意すべきは、依存性の高い習慣は、専門家のサポートが必要になることがあることです。
たとえば、禁煙治療は12週間が基本です。その間に、診察を5回受けることになります。治療中、最も大切なことは、医師に相談なく中断しないことです。「1度、診察を受けたから、あとは自分の力で禁煙できる」と、受診をやめる人がいますが、そうした人の禁煙成功率は低いことがわかっています。依存性の高い習慣の書き換えは、専門家に会うというルーティンを続けることになります。
身につけておきたいよい5つの習慣
ここからは身につけておきたい習慣の定着法について考えます。
１：すぐに行動する習慣
すぐに行動しないということは、先延ばしにするということです。先延ばし癖がある人は、その場の負荷から逃げる癖があると考えられます。この習慣を書き換えるためには、行動した後に自分に褒美を与えるということです。最も簡単な報酬は、すぐに行動した時に、自分を褒めるということでしょう。
２：プラス思考
物事は前向きに考える方が人生は好転します。典型的なのは、エジソンの「失敗は勉強である」というものでしょう。一度の失敗で人生が終わることはありません。失敗をしたら取り返すというプラス思考の習慣を身につけましょう。
３：目標の達成
できるかできないかは、できると思うかどうかに影響を受けます。目標を設定したら、まずはできると思ってやってみる。小さな目標でも構いません。達成する癖を付ければ、大きな目標を達成できるようになります。
４：人に価値を提供する
仕事の成果とは、どれだけ人に役に立ったのかで決まります。人の役に立つとは価値を提供するということです。常に人に価値を提供する習慣を身につけておくと、報酬が戻ってきます。常に相手のどんな価値を提供できるのかを考えればいいでしょう。
５：仲間を作る
人は一人でできることが限られています。ですから、仲間を作る習慣があるといいでしょう。仲間を作るポイントは、人を批判的ではなく、好意的に見ることでしょう。人のいいところを見ることができれば、不要な怒りを抑えることもできます。
まとめ
この記事では、習慣について考えました。習慣が繰り返しの結果で定着するのもだとしたら、繰り返す行動を変えることで習慣も変えることができます。しかし、依存性の高い習慣は変えることが簡単ではありません。こうした場合は、専門家のサポートが必要になることもあります。
習慣はあなたの人生を大きく左右します。ぜひ、好ましい習慣を身につけてください、
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