スタッフのやる気を引き出す5つの施策

      2023/09/19

 

スタッフや部下のやる気というのは、経営者は上司の仕事に影響を与えます。

そもそも人はやる気があるのか、ないものか。

やる気があるなら、やる気をなくさないような制度が必要でしょうし、やる気がないなら、やる気の出る制度が必要になるでしょう。

しかし、確実性の高い制度が生まれないのは、やる気がある人もいれば、ない人もいるからでしょう。しかも、やる気があるとないの線引きも明確ではないので、「やる気があるとは言えないけど、ないとも言えない」という人が大半であるので、制度の設計をさらに難しくしてしまいます。

特に、やる気のあふれている経営者や上司は、部下への採点が厳しく、少々のやる気ではやる気と認めない傾向があります。

自分が厳しい環境でやる気を出してきた人は、部下にも同様の指導をしがちですが、最悪の結果になることもあります。この記事では、「やる気」の出し方について考えます。

 

人間が二人いれば、優劣がつく

 

やる気のある上司が部下を指導する時、自分と部下との関係性の配慮する必要があります。片方に強いやる気があれば、そこそこのやる気の人は、やる気がない人になってしまうのです。

やる気のある上司A>そこそこのやる気がある部下B

という構図は、

あまりやる気のない上司C<そこそこのやる気がある部下B

となるのです。やる気とは、相対的なものであることを認識していくことが大切でしょう。

ということで、ほとんどの人間はそこそこのやる気があるので、こうした人たちをどう育成すればいいのかを考えてみます。

 

1:支給までの時間

 

これをやれば今すぐ1万円がもらえる

これをやれば1年後に3万円がもらえる

という話があれば、たいていの人は1万円を選ぶようです。人間は短期的報酬の弱いということを知っていると、長期的で大きな目標を与えることが成果につながりにくいことがわかるでしょう。

報酬は小さな成果をこまめに支給する方がやる気を持続させやすいと言えそうです。

 

2:インセンティブ

 

インセンティブも同様で、「成果を出したら給料が上がる」というのでは、やる気は出ません。

・どんな成果を出せば

・どれだけの給料が上がるのか

と明確にしておく必要があります。部下は右肩上がりの時代を経験していないので、上司の意識と違います。

 

3:鞭

 

部下を叱咤激励したらやる気が出ると思う上司もいます。しかし、鞭による指導は長続きせず、反発を生むことがあります。また、不正やごまかしの温床となることは、某中古車販売会社の事例でおわかりかと思います。

 

4:厳しい上司とやさしい上司

 

部下を厳しく指導すると、昨今ではパワハラになりかねません。この線引きは難しく、同じ指導をしても、精神疾患になる部下が出てしまうとパワハラ認定されてしまいます。また、鞭に反発が生まれるように厳しい指導に関しては日頃より好意的に思わない部下もいるので、パワハラを後押ししてしまうことがあります。

上司は厳しいとかやさしいという概念ではなく、厳格であることが大切だと考えます。要は、自分に厳しい上司の下では、部下はやる気を出さざるを得ないのです。

 

5:自分で決める

 

人には一貫性の法則というものがあります。自分が言い出したことは、翻意しにくいということです。ですから、部下のやる気をだす最善の方法は、目標を自分で決めさせるということになるでしょう。そして、方法は部下に任せて、上司は進捗の確認のみを行う。これが最も効率的な方法ではないかと思います。

 

 

まとめ

この記事では、スタッフや部下にやる気を出してもらう方法について考えてみました。時代が変わり、上司と部下の関係も変わっています。だからと言って、上司が部下に合わせる必要はありません。ポイントは、部下がやる気を出すように、メンタルと仕組みを作ることでしょう。

 

 

 

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