人が人とわかりあえない６つの理由と対処法
「なぜ、わからないんだろうか？」
「どうしたら伝わるのか？」
あなたは、コミュニケーションで、困っていることはありませんか？
夫婦や家族でもわかりあえないと思うことは少なくありません。増して、他人ならさらに信じられないと感じることは増えます。
なぜ、人は人とわかりあうのが難しいのでしょうか？
この記事では、人とわかりあえない理由と分かり合う方法について考えてみます。
人は人とわかりあえないのが普通
人と分かり合う方法を考えるにあたって、前提条件が大切になります。
前提条件とは、
１：人はわかり合うのは簡単である
２：人がわかり合うのは難しい
あなたはどちらの考えを支持するでしょうか？
考え方によって、わかりあえない場合のストレスが大きく違います。
同じ人間なのだから、動物よりも分かり合える。
日本人なのだから、言葉も通じるし、わからないのは相手に問題がある。
しかし、わかりあえていない状況は変わらないし、相手に変化を求めても思うように変化をしてくれないことも多いので、この記事では、わかり合うのが難しいというスタンスで話を進めます。
人がわかりあえない理由
では、なぜ人はわかりあえないのでしょうか？
１：生きてきた境遇が違う
厳しいしつけの家庭で育った人と、放任主義で育った人とでは、自制心に差があります。どちらがいいということではなく、これは違いです。食事に醤油を使うのかソースを使うのかという些細なことでも、「信じられない」という状況が起こってしまうのです。
２：自分の考えと違うと肯定できない
人は自分の考えを常識的だと考えています。ですから、自分の考えと違う人を受け入れるのは簡単ではありません。
３：押しつけられている感
意見が違う場合に、片方の圧力が強いと、相手方に抵抗感が生まれます。人は物事を押し付けられると反発をする傾向があるので、わかり合う前に相手を遮断してしまいます。
４：理解されていない感
会社を辞めたいと思って悩んでいる際、「それはやる気がないからだ」と一喝されてしまうと、それ以上の話をしたくなくなります。自分の考えに聞く耳を持たない人とはわかりあえなくなります。
５：心理負担が大きくなる
わかりあえないひとをわかろうとすると、心理的な負担が大きくなります。特に隔たりが大きいほど負担も大きくなります。
わかろうとかわかり合おうとどうでもいい、
わかりあわなくても適当に合わせればいい
距離をおけばいい
という具合に、投げやりになることがあります。
６：人は人にレッテルを貼る
意識的な場合もありますし、無意識の場合もありますが、人は人にレッテルを貼ります。
人を評価しかり、ジャッジをすることで、その人の自分の枠の中に入れてしまいます。
たとえば、上司の若手時代と今の感覚は違うと決めつけてしまうと、そこから先には進めません。
わかりあえない場合に、どうすればいいか？
では、わかりあえない状況を放置できない場合、わかり変える方法について考えてみます。
１：相手を理解する
自分を理解されようとする前に、相手のことを理解するということです。受け入れてもらうためには、自分から受け入れるということになります。基本的なことですが、相手に貼っていたレッテルを剥がす役にも立ちます。
２：共有できる価値観を見つける
出身地が同じ人は、仲良くなりやすい問う傾向があります。人は共通点のある人とはわかりあいやすいので、まずは小さな関係性からスタートさせてみます。
３：俯瞰的な思考のある人になる
優秀なコーチは、一度に全部を教えないと言われます。自分は全部わかっているけれど、相手のレベルに合わせて教えるということです。このような俯瞰的な視点を持つことで、段階的に関係性は良好になります。
４：違いを受け入れる関係
そもそも人は考えが違うものだという前提に立ち、最良の選択をするということです。違っていても大丈夫を相手を受け入れることで、わかりあえない状況は解消されていきます。
５：合わせるか合わせないかを選択する
これは、関係性を壊してしまうかもしれませんが、そもそもがすべての人と分かり合う必要があるのかという観点で物事を考えます。重要度の低い関係性なら、合わせないという選択肢もあるのです。
まとめ
この記事では、人がわかりあえない理由と、わかり合うための方法論を考えてきました。わかりあえないのが当たり前という観点に立つと、工夫が生まれます。逆に、わかり合うのが当たり前だと考えると、相手にイラついたり、ストレスが大きくなります。
わかりあえないと感じた時は、自分から歩み寄ることを考えてはいかがでしょうか？
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