悪い習慣をやめる４つのステップ
「やめたいけれどやめられない」
そんな習慣はありませんか？
昔の歌にあるように「わかっちゃいるけど、やめられない」というのは人間かもしれません。
しかし、やめられないと嘆いているうちはマシかもしれませんが、悪い習慣が生活の乱れから、病気につながることもあります。
そもそも、人はなぜ悪い習慣を続けてしまい、やめることができないのでしょう？
この記事では、悪い習慣を止める方法について考えます。
Contents
みんながやめたいと思っている悪い習慣って？
最初に、多くの人はどんな習慣をやめたいと思っているのでしょうか？
日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施したアンケート（調査期間：2016年9月30日～10月31日、有効回答数607人）によると
トップ５は、
食べ過ぎ
スマホ
買い物
いい人ぶる
夜更かし
となっています。
https://doors.nikkei.com/atcl/wol/column/15/011500044/110700039/
男性場合は、これに飲酒が加わるのではないかと予想できます。
なぜ、悪い習慣をやめることができないのか？
以前、腰が曲がった老人は、実は背中を伸ばすことができると聞いて驚いたことがあります。なぜ、背中が伸びるのに背中を曲げて生活をしているのでしょうか？
その理由は、そっちの方が楽だから。これは高明な整体師の先生にお聞きしました。衝撃的な理由かもしれませんが、曲がった姿勢の方が楽なのです。
行動分析学によると、人が行動をする理由は２つに分かれます・
１：得なことが増える
２：損なことが減る
悪い習慣を続けてしまうのは、実はその方が快適だからと考えることができます。
ある人の睡眠時間が7時間必要だとします。朝6時に起きようと思うなら、夜は11時に寝ればいいことになります。
しかし、深夜までテレビを見たり、ゲームをしてしまって寝るのが遅くなってしまう。結果、睡眠時間が少なくなるか、遅くまで寝てしまうことになります。睡眠時間が少なければ、体力的にしんどいですし、寝坊をしてしまうと罪悪感が募ります。それでも、夜更かしをしてしまうのは、その瞬間、それが快適だからです。
悪い習慣をやめる方法
では、どうすれば悪い習慣をやめることができるのでしょうか？
行動分析学の行動する理由が、得をするか、損が減るかだということに当てはめると、
悪い習慣をやめることで得を強化する（好子の強化と言います）
もしくは、
損をすることを減らす（嫌子の弱化と言います）
つまり、
プラス要素を大きくするか、マイナス要素を減らすかで、悪い習慣を変えることができると考えられます。
悪い習慣をやめる手順
たとえば、お酒をやめることを事例に考えてみます。
１：未来を書き出してみる
１−１：飲まないことで体調の良さを実感する
１―２：肝硬変などの最悪の事態を想像する
よいことと悪いことを実際に紙に書き出して、目で見ます。
２：天秤に掛ける
これから起こることを目で見て、どちらの人生を選ぶのかを決める
３：痛い目に遭うことも必要
生活習慣の乱れは体に出ます。お酒の飲み過ぎは糖尿病につながると言われています。とは言え、つい仕事の飲んでしまったり、ストレスがたまった場合にお酒に逃げる習慣を断ち切るのは簡単ではありません。この時に、考えたいことは、習慣を変えるためには痛い目に遭うことも必要であるし、それなりの負荷がかかるということです。
４：早く寝る
おおよそ、悪い習慣を夜に行われています。この理由は、1日の疲れがたまり、自制心はゆるむからだと考えられています。そこで、1日30分から1時間早く寝ることで、習慣を変えていくことをおすすめします。早寝早起きが健康な生活につながることはご存知でしょうから、効果が期待できることもお分かりでしょう。
やめることで始まる新しい習慣は？
悪い習慣をやめるということは、違う習慣を身につけるということになります。お酒の場合、ノンアルコールに変えるというような話ですね。さらには、炭酸水を飲む習慣が身につけば、お酒をやめることができます。
しかしながら、今度は食べすぎるというようなことになりますので、習慣を変えるのは一長一短ではうまくいかないかもしれませんね。
そこで、生活全体を見直していく大きな視点が大切になります。
つまりは、自分はどんな人間になり、どんな生活を送りたいのかということを明確にすることで、人生全般の設計図が変わります。その場その場よりも、理想を追うことで、よい習慣を身につけることができます。
まとめ
この記事では、悪い習慣をやめる方法を考えてきました。悪い習慣をやめることができない人の場合、意志が弱いからだと思いがちです。しかし、なぜその習慣をやめることができないのかという心理を考察することで突破口は生まれます。ぜひ、質の高い生活をするために、よい習慣を身に付けてください。
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