優秀なマネージャーがチーム運営に失敗する7つの理由
好成績と上げる組織と停滞する組織の違いはマネージャーの力量です。
しかし、プレーヤーとして有能なビジネスマンが優秀マネージャーになるとは限りません。
有能なプレーヤーであるがゆえにチームの力を発揮させられないこともあるのです。プロスポーツの世界でも、名プレーヤーが名指導者でないケースもあります。
なぜ、有能なビジネスマンがマネジャーとして失敗するのか、その理由を考えてみました。
Contents
優秀なマネージャーが組織運営に失敗する理由
1:論理的すぎる
チームには頭の良いメンバーが集まっているとは限りません。一般的には、論理的な話をする方は分かりやすいと考えられます。しかし、人によっては、冷淡に聞こえることもあるのです。たとえば、時系列に報告をしてくる部下がいたとします。マネージャーとしては時間が無駄なので、「結論から言え」と言いたくなりそうですが、まずは、話を聞いてみます。その上で、「先に結論から言ってもらえる方は相手は理解しやすい」と説明することも大切なのです。
2:原因究明に走りすぎる
有能なプレーヤーは自分の責任を重く受け入れています。成功した時の対価を要求する代わりに、失敗した時には、責任を取る覚悟を持っています。ですから、何らかのミスを起こした際も自分で尻拭いをしようとします。一方でチームのミスの場合は、原因を究明しつつも犯人探しに走ってしまうことがあります。「誰が悪い」という原因究明はチームに不安感を与えてしまいます。大切なことは、ミスをどうカバーするかであることを忘れてはいけません。
3:多数の意見を聞きすぎる
トップダウンがうまくいかない場合は、メンバーの意見を聞くことになります。しかし、聞きすぎると決断ができにくくなります。また、決断が遅れると優柔不断なリーダーであると思われてしまいます。メンバーの意見は参考意見であり、決定するべきは自分であることを忘れてはいけません。
4:経験を重視しすぎる
自分の経験を重視しすぎることもチームが機能しない理由となります。昨今、時代が変わっていることもあるのです。特に営業マンの成績においては、お客が持っている情報の方が圧倒的に多くなっているので、営業トークだけでは売りにくくなっています。だから、売れない営業マンにロールプレイングでトークを教えても成果を得られないことがあります。こうした場合は、優秀な営業マンマネージャーであったとしても、お客さんから声をかけてもらえるマーケティングについて学ぶ必要があります。
5:操作主義
部下を動かす話し方など、人を操作する技術が広まりました。頭のいい人ほど、人を動かす方法に長けていることもあります。これらは有効である反面、部下もその情報を知っているかもしれません。しかし、人を操作しようとするよりも、相手の話をしっかりと聞いて、理解をしめる方が信頼を得やすくなります。
6:優遇評価
特定の部下を贔屓することで、他のメンバーの反感を買うことがあります。マネージャーとしては成果を上げている部下を信頼するのは当然かもしれませんが、チームは全体で動くことが重要になるので、全万バーに気を配ることが大切になります。
7:不完全な教育
研修をすれば部下が成長するという勘違いやOJTという名の見て覚えろ的な指導は、不完全な指導だと思われることがあります。これは大きく時代が変わっている点ではあると思うのですが、昨今は教えられる側が権利を主張し、その権利を世論が認める形になっています。ですから、「わからないことは積極的に聞いてくるように」と伝えておく必要があるのです。
まとめ
この記事では、優秀なマネージャーがチームの運営に失敗する理由について考えてみました。プレーヤーからマネージャーになるということは、チーム全体の動きを見ることを意味します。個人プレーヤーとして優秀なマネージャーほど負担は大きくなるかもしれませんが、ビジネスマンとしてチームを動かす段階に上がったのだということを自覚し、チーム運営を心がけてください。
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