脱プラ プラスチックの代替え品紹介 クリアペーパーファイル
2024/03/27
昨今、脱プラという言葉をよく聞くようになりました。
一方で、私たちの身の回りには依然としてプラスチック製品がたくさんあります。100円ショップにはプラスチックで作られたアイデア製品が並び、便利グッズとしても好評です。便利なグッズが100円で購入できるということは、プラスチックの製造コストが安いということです。
一方で、プラスチック製品は安価なため、使い捨て品に使われたり、買い替えやすいために、ゴミになりやすい特徴があります。その結果、焼却処分の際に、Co2の発生原因になります。また、ポイ捨てされたプラスチックは耐久性が強く、劣化しにくいため、山間部や海洋のゴミとして蓄積されていきます。
こうした問題を大きくしないための方針が脱プラです。
プラスチックは悪者ではありません。安価で高性能な製品は私たちの生活に欠かせません。一方で環境問題の原因にもなっています。問題を大きくしないためには、私たちはプラスチックの使い方と代替え品を使う心構えが必要でしょう。
この記事では、プラスチックの代替え品について紹介をします。
まずはどのように脱プラの方法について見ていきます。
再生プラスチック
プラスチックを再生産するという考え方があります。
再生プラスチックとは、廃棄されたプラスチックを再利用できるように処理された、プラスチックのことを言います。再生プラスチックは、既存のプラスチック製品から作られるので、新たに石油を使用する必要がないため、石油の使用量の低減につながります。また、再生されるため、廃棄によるCo2排出削減効果もあります。
しかし、プラスチックを原料に戻すコストが余分にかかります。また、プラスチックは複数の種類があるため、従来と同品質のプラスチックを再生するためには、原料が混ざらない回収と仕分けが必要になります。ここにもコストが発生します。
生体分解プラスチック
生体分解プラスチックは、微生物の働きにより、プラスチックを分子レベルまで分解し、最終的には二酸化炭素と水となって自然界へと循環させる素材のことを言います。ここでも生産にコストがかかります。また、素材により、リサイクルが難しい場合があります。
バイオマスプラスチック
持続可能な原料で製造をするバイオマスプラスチックという考えもあります。バイオマスプラスチックは「再生可能な生物由来の資源を原料にした」プラスチックのことで、Co2の削減に貢献することができます。しかし、バイオマス原料には、分解されない素材もあるため、ゴミの問題を完全に解決できるわけではありません。
これらの新しいプラスチックは、
コスト高
強度
熱に弱い
燃焼しやすい
という課題があります。
身近な素材からの代替え品
次に既存の原料から製品を作るという考えを見ていきましょう。
紙は持続な可能な素材であると言えます。食品容器やストロー、昨今ではクリアファイルも紙製のものが登場しました。デメリットがあるとすれば、生産に関わるエネルギー量が大きいということでしょうか。
他にも、寒天、麦わら、石灰石、サトウキビ、竹、米などの素材がプラスチックの代替え品として製品化されていますが、課題は水濡れや耐久性です。
紙製のクリアファイル「クリアペーパーファイル」は表面にニスを塗工することで、水に強く耐久性も高まっています。それぞれの素材に表面コーティングという発想で、耐久性の高いプラスチックの代替え品が生まれるかもしれません。
まとめ
この記事では、プラスチックの代替え品について紹介をしました。使用者である私たちがコスト高を許容するのか、または法律で縛ることで脱プラを推進するのかはわかりません。しかし、プラスチックが環境に与える影響が大きいことは事実です。最も大切なことは、私たちがプラスチックを使い捨てにせず、は廃棄方法に気を配るということではないかと思います。
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