段取りは、カツカレーの作り方から学ぶ
あなたは段取りがいい人でしょうか？
仕事はもちろん、日常生活でも段取りの良し悪しで、効率は全く違います。
効率がいいということは、人生の時間が有意義であるということになります。また、周囲からの評価も高まりますので、信頼も得やすくなります。
では、段取りがいいのか悪いのかはどうやって見極めるのでしょうか？
また、段取りが悪い人は、どのように段取りを考えればいいのでしょうか？
この記事では、カツカレーの作り方を通して「段取り」について考えてみます。
Contents
段取りとは？
段取りとは、辞書的な意味では、「物事を行う順序や手順。また、その準備」となります。
ということは、段取りがいい人とは、何かを行う時の順番と手順を事前に準備しており、その通りに実行できる人ということになります。逆に段取りが悪い人とは、順番や手順が非効率になっていると言えそうです。その主たる原因は、準備不足ということになります。
カツカレーを一人で作る場合で段取りを考える
カツカレーを作る手順を参考に段取りについて考えてみます。
カツカレーの要素は、
・カレールー
・ご飯
・カツ
になります。
この3つを同時に食べられる状態にできれば美味しいカツカレーが完成します。
美味しいカツカレーを作るためには、「段取り」が大切です。
段取り１：準備
まずはカツカレーを作るために必要なものを考えます。
カレールー
・野菜、肉、市販のルー（またはスパイス）、鍋、フライパン、包丁
ご飯
・炊飯器、ご飯、水
カツ
・肉、小麦粉、パン粉、卵、油、鍋、包丁
当然ながら、足りないものがあればカツカレーを作ることはできません。段取りの第一歩は準備に抜けがないことです。料理の過程では、火を使いますので、コンロの数も重要です。
また、準備をする素材や道具でも仕上がりに差が出ます。
注意すべき点は、段取りの不要なものは遠ざけるということです。
段取り２：手順を決める
では、どのような順序でカツカレーを作っていけばいいのでしょうか。
・ご飯
・カレールー
・カツ
手順を考える際は、
・時間がかかるもの
・手がかかるもの
に分けます。
手がかからないけど、時間がかかるのはご飯ですね。
手がかかって時間もかかるのがカレールーです。
手がかかるけど時間がかからないのはカツですね。
ということで、
カレールーの準備をして、ご飯を炊き、両方ができたところでカツを揚げるという手順にしてみます。
段取り３：作業
まずはルーを作るために、野菜とお肉を切って、鍋で炒めます。火が通ったところで、お米を洗って炊飯器をセットします。次に、鍋に水を入れて沸騰させます。
ご飯が炊き上がる時間から逆算して、市販のルーを入れます。
ルーが溶けている間にカツの準備をします。小麦粉、卵、パン粉を準備します。次に、油を沸騰させます。
カレールーの出来上がりを確認し、ご飯が炊ける時間を確認します。
油が沸騰していることを確認し、小麦粉、卵、パン粉を豚肉にまぶして、油で揚げます。
熱々ご飯にカツを乗せて、カレールーをかける。段取りがいいカレー作りです。
まぁ、そんなに大げさに考えずとも、適当に作っても、温め直せばいいので美味しいカツカレーは作れるんですけどね。
しかし、問題はリソースが少ない場合です。
コンロがひとつしかない場合
ここまでのカツカレーの作り方は、コンロが二つある場合です。仮に、コンロが一つしかない場合は、段取りが難しくなります。
ルーを作って、コンロから外す。カツ用の油を入れて火にかける。小麦粉、卵、パン粉をまぶして、カツを揚げる。カツを揚げたら、ルーをコンロに戻すという流れになります。
バカバカしい話のようですが、中小企業はリソースが少ないわけです。その少ないリソースの中で、素材や道具（設備）を揃えた大企業と戦うことになります。そこで、段取りが重要になるのです。
まとめ
この記事ではカツカレーの作り方を例えに「段取り」について紹介しました。段取りの良さと悪さで生産性は大きく変わります。段取りは、「準備」→「手順」→「作業」の順で行いましょう。いきなり作業に入ると無駄が増えてしまいます。
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