孤独と孤立の違いって?

   

 

新型コロナウイルスの影響で、人と会うことが少なくなりました。

家にいることが多く、孤独を感じる人が増えたようです。

しかしながら、「孤独」については、大きく2つの考えに分かれるようです。

・1人で寂しい

・煩わしくなく自由

特に、年齢を重ねると孤独であることが肯定的に感じる人が多いようです。

一方で、孤独に似た言葉で孤立という言葉があります。こちらは、孤独と違い、人生に暗い影を落とします。

この記事では、孤独と孤立の違いについて考えたいと思います。

 

 

 

孤独とは?

 

最初に孤独について考えてみたいと思います。

孤独とは、精神的なつながりのある人がいないということになります。この状態をさみしいと思うのか、心地いいと思うのかで孤独の捉え方は違います。

孤独については、さみしいというマイナスイメージと自由というプラスイメージを持つ人に分かれます。

 

孤独を愛する人は、しがらみを嫌います。世の中、孤独にならない代わりに、しがらみで生きることも多くあります。

人の人生は、生まれて誰かとつながって、最後は一人になります。

「最後は一人」

この事実を不安に思わずに生きて、必要な数の人との関係を構築する人生を選ぶ人もいます。こうした人は多数の人脈を必要とせず、自分主導で生きることができます。

孤独というのは、自由に生きることでもあります。

広い部屋に1人や旅には1人で出かける人は、孤独になる時間が必要だと感じています。もちろん、孤独を愛するからと言って、人との関わりを拒絶するということではりません。

孤独を愛するもの同士が、適度な関係性でつながることも珍しくはありません。

 

 

 

なぜ、人は孤独にマイナスのイメージを持つのか?

 

人が、孤独にマイナスなイメージを持つ理由は、理想の友人や家族像という幻想に縛られているからではないでしょうか。

子どもの頃のC Mで、「友達100人できるかな?」というものがありました。大人になればわかりますが、そんなに多くの友達とは付き合うことができません。

理想の家族は独身者へのプレッシャーになります。家族いる人は、家族は仲良く共同生活をするものだという常識に囚われれば、窮屈な生活を強いられることもあります。

「人とのつながり=重要」という考え方に捉われている人は、孤独をマイナスに捉える傾向があると思います。

友達は少なくても問題はないですし、家族は常に仲良くなくても構わないと思います。必要な友達はできるし、家族の血のつながりというのは、意識しなくても強固なものです。

 

 

 

孤立とは?

 

次に孤立について考えたいと思います。

孤独が自分の選択肢であるなら、孤立は、自分の意図に反して、ひとりぼっちで助けを得られない状態と言えそうです。

 

一人ぼっちの状態、支えがない状態、理解者がいない

 

もし、理想の家族を目指しても、それが上辺だけであるなら、家族が揃っても、個々人は孤立している状態です。

孤立は人の助けを得ることができず、精神的にも追い詰められていきます。

 

 

 

人はダブルバインドで孤立する

 

人が孤立をする理由は、社会からのダブルバインドです。

親を悲しませてはいけないと教えられる一方で、自分がやりたいことをしなさいと教えられます。

職場では、社長が新入社員に思い切って仕事をしていいと言えば、直属の上司は細かいことでも報告をさせて、ダメ出しをします。

 

「どうしたらいいのかわからない」

これが孤立の第一ステージです。

 

 

 

なぜ、人は孤立するのか?

 

あくまで私的な考察ですが、敏感な人ほど、孤立しやすい傾向があるようです。敏感に相手のことが理解できる反面、自分のことは理解されていないと感じる。要は、考えすぎでもあるのですが、備わった資質を変えることは簡単ではありません。

孤立には2つの種類がありそうです。

・物理的に孤立している

・物理的には一人ではないが、精神的に孤立

どちらも、希望が見出しにくい状況になっています。

 

 

 

孤立の理由

 

さらに、具体的に人が孤立する理由を考えてみたいと思います。

1:自分を表現できない消極性

言いたいことは言えない状況では、孤立感が高まります。

 

2:自分を出しすぎる積極性(自意識過剰)

言いたいことを言い過ぎても、周囲に距離をおかれて孤立します。

 

3:愛という形の変化

時間と共に夫婦の関係は変化します。この変化を受け入れることができなければ孤立します。

 

4:共同作業の変化

年齢と共に子育て・仕事などの優先順位が下がります。結果、自由になったものの自分のやりたいことがわからないという状況で孤立します。

 

5:関係性の齟齬

もともと人生の優先順位が違い、他人の優先順位を優先させられていると孤立感を感じます。

 

6:自立した個人が生む軋轢

自分らしさが他人に理解されない場合、その関係性の中で生きると孤立します。集団で生きることを好む人との間には壁が生じます。

こうした孤立に苦しまないために知っておくことは、最も愛して、喜びを与えてくれる人が、最も苦しみを与えることがあるということでしょう。

だから、苦しい時にこそ、自分と向き合い、自分と向き合うことで、人は成長すると意識することで、孤立は孤独に変えることができます。

 

 

 

孤立を埋めるための間違った方法

 

次に、これも私見ではありますが、孤立を埋めるために、間違った方法を紹介します。

 

1:モノに頼る

心の隙間をモノで埋めようとすることがあります。この場合は、モノに関心か向くので、意識が自分から遠のいてしまいます。また、どんどんモノを増やしていくと、住まいに自分のスペースがなくなってしまいます。

 

 

2:浅い人間関係に頼る

単に近くにいる人(ご近所・社内)やセミナーなど孤立した人の集団で傷の舐め合いになる場所でも孤立感はなくなりません。

 

3:一人で生きようと意地を張る

がんばりすぎて、体と心を痛めることがあります。

 

このように孤立感は自分を追い込むことになります。

一人でいることをネガティブに捉えると、孤独が不安になり、孤立します。孤立は苦しいだけの人生になり、結果、「人生はこんなもの」という具合に虚無感が大きくなります。

 

 

 

孤独を肯定的に捉えている人の特徴

 

孤立せずに、孤独を有意義にして、生活をしている人は、孤独は自分に向き合う瞬間だと捉えています。

これまでのしがらみを脱して、人生の新しいステージへ行く前段階でもあります。よく「夜明け前が一番暗い」と言われます。新しいステージは暗闇に中から生まれるのです。

と言いつつ、実際は、夜明け前が一番暗いわけではないようですが。あくまでたとえです。

参考はこちら↓

https://dailyportalz.jp/b/2006/05/11/b/index.htm

 

 

しかし、「明けない夜はない」というのは真実です。

必要な時に必要な人がステージに参加してくれると信じることで、孤立を解消する第一歩になります。

 

 

 

 

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