コンテンツとは何か?そして私たちにコンテンツはどう関わっているのかを考えてみた

   

 

昨今、「コンテンツ」という言葉をよく聞くようになったと思いませんか?

しかしながら、意味がわかって使っているのかどうかは怪しい人もいます。こうした言葉をバズワードと言います。わかったような、わからないような、素人が専門家っぽく話す言葉のことですね。

この記事では、「コンテンツ」とは何か?私たちの生活やビジネスにコンテンツはどう関わるのかについて考えます。

 

 

コンテンツの辞書的な意味

 

コンテンツとは、ネットで検索すると、「コンテンツ(英: media content)とは、「中身」のこと」(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』とあります。

昨今辞書を引くよりもネット検索で意味を調べる人が多いので、多くの人がコンテンツとは「中身」であると理解しているでしょう。

他の説明では、コンテンツとは、価値のある情報であるとも言われます。具体的には、映画や音楽・ゲーム・コミック・小説などを指すことが多いようです。では、ニュース番組や新聞記事はコンテンツではないのかと言いますと、新聞の中身は記事なのでコンテンツだと言えるでしょう。

 

ところで、中身とはなんでしょう?

たとえば、お菓子箱があったとします。

その中に入っているのが、お煎餅なのか、ケーキなのか、シュークリームなのかで開けた人の反応は変わります。つまり、お煎餅、ケーキ、シュークリームに相当するのがコンテンツだと言えます。

 

甘いものが嫌いな人にケーキを届けることは、良いコンテンツを届けたことになりません。一方で、甘いものに目がない人にケーキを届けるといいコンテンツを評価されます。

 

中身と言っても、中に入っているものだけを指しません。汚れたケースに入れてしまうと、どんなに人気店のスイーツでも台無しですね。

つまりコンテンツとは、外側と内側で構成されると考えることができます。言い換えれば、コンテンツとは人が認識する形であると思います。

物語であれば、口頭でなく、文字による文章(中身)になり、本という体裁整えられて、中身を引き立たせる表紙がついて小説というコンテンツになります。

外側と内側が魅力的であるほど、良質なコンテンツになります。

 

 

 

結局、コンテンツとは何か?

 

コンテンツは外と内で構成され、人が認識する形であるとすれば、すべてのものはコンテンツだと言えます。

たとえば、石。河原に落ちている石には形があります。外見ですね。この石が日本庭園に置かれることで、名石という内側の認識を与えることができます。

つまり、コンテンツとは外と内で構成される意味であるということになると考えます。

構成される意味が人にとって魅力的であり、価値を認識されるほどに良質なコンテンツになります。

 

 

 

人間でコンテンツについて考えてみる

 

ある意味では、人間もコンテンツだと言えそうです。

人間は(あらゆるものもですが)、外見と内面で成立しています。

イケメンで背が高く、足が長い人は外側のコンテンツとしては優良です。そうでない人が、エステに行ったり、ダイエットをするのは、外見が評価につながることがわかっているからでしょう。

 

ファッションも同様で、人間の中身を引き立たせます。

つまり、ファッション(外見)と問題解決の知性(内面)が合わさって、「有能なビジネスマン」というコンテンツが成立するのです。もちろん、優しそうな顔(外見)と子供好き(内面)が合わさって、家族を大切にするとう父親というコンテンツも成立します。人間においては、複数のコンテンツを持つことも可能です。

ちなみに、中身のある人間とは、魅力的な人間を指すようで、魅力的な人間とはどんな人なのかをリサーチすると、おおよそ次のようになります。

 

魅力的な人間

・知性

・自信がある

・他人を受け入れる度量

・Noと言える

・他人を褒める

・夢がある

 

ここで注意をしたいのは、コンテンツは自ら働きかけなければ、コンテンツとして認識されないということです。

知性があるという場合でも、知性があることを表現しなければコンテンツになり得ません。ですから、外側と内側の意味を表現するということになるのです。

 

 

 

コンテンツを作るとは?

 

コンテンツとは、外と内を合わせて、自らの働きかけによる「意味の創出」だという話をしました。

だから、私たちがコンテンツを作る場合は、自分の外見と内面を分析し、意味の創出をするということになります。

たとえば、小説を読んでストーリーを知っているのに映画化されれば見る人がいます。この場合は、キャスト(外側)が付加され、「実写化不可能だと言われた作品」という意味を創出することでヒットコンテンツになります。

 

 

 

コンテンツをどのように作ればいいのか?

 

では、コンテンツをどのように作ればいいのかを考えます。万人に受け入れられるコンテンツがあるとすれば、平成天皇ではないかと思います。

 

温厚な外見+国民に寄り添ったお言葉=品行方正で公明正大な人物

ということになります。

しかしながら、万人に受け入れられるコンテンツを作ることが容易ではありません。

 

そこで、対象を絞り、エッジを尖らせる必要が出てきます。

具体的には、

狭くする(専門分野)

特化する

コンテンツを見る人の気持ちを理解する

媚びない

見ていて愉しい

夢に巻き込むことができる

ということになります。

 

 

 

YouTubeはコンテンツの宝庫

 

具体的にコンテンツを作るにあたってはYouTubeが参考になるでしょう。

最近、芸能人がこぞってYouTubeに参入している理由があります。テレビの視聴率よりもはるかに身入りがいいからです。たとえば、テレビの視聴率が1%だとしたら、その番組は即打ち切りになるでしょう。

しかし、視聴率1%というのは人数に換算すれば110万人ということになります。これはとてつもない数で、視聴率10%というのは1100万人です。これだけの人数を引きつけようとするなら、相当のタレント性が必要でしょう。

たとえば、江頭2:50さんのYouTubeチャンネルの登録者数は206万人(2020年6月)。この数字は視聴率の約2%です。えがちゃんを冠にした番組を制作すれば、2%は取れそうな気がします。しかし、テレビの世界では即打ち切りの企画です。一方で、YouTube登録者が200万人を越すというのはとんでもない数字になります。

 

実際にYouTubeの収益がどうなっているのかを解説してくれている動画を参考にすると、10万人の登録者で月収約200万円。

参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=31yqtKcf7FQ&vl=ja

 

単純計算で(広告単価により変動します)、200万人の登録者だと月収4,000万円ということになります。テレビでこの月収を得ることができる芸能人は限られているでしょうし、江頭2:50さんクラスだと実現は難しいでしょう。しかし、YouTubeだとあり得ないことが起こってしまうのです。

エガチャンネル

YouTubeに関しては有名人でなくても、コンテンツ作ることで、逆に有名になっている人も少なくありません。

 

 

 

人も企業もコンテンツ化するべき

 

これからの世の中は、情報が氾濫し、機械化は進むことでほとんどの製品やサービスは差別化が難しくなります。そうなると価格競争になるか、技術的に遅れた企業は衰退します。

また、人においても格差の広がりが予測される以上、自分を良質なコンテンツ化しなければ豊かに暮らすことは難しいでしょう。

 

コンテンツを作るためには、

・何の専門性があるのか

・その専門性を必要としている人を明確にする

・意味を作る

・意味に合わせて外見を作る

 

 

 

コンテンツとは、すなわち企業理念であり、夢

 

ここまで考えてくると、コンテンツは私たちとは切り離せないことがわかります。切り離せないというよりも、すでに私たちはコンテンツ化しているのです。だからこそ、より良質なコンテンツにならなければいけません。

企業においてコンテンツとは企業理念であり、人においてコンテンツとは夢です。

 

自分は何のために仕事をして、何を目的に生きていくのか。

これこそがコンテンツになるのではないでしょうか?

 

 

 

まとめ

 

この記事ではコンテンツと何かということと、コンテンツが私たちにどんな関係があるのかを考えました。

コンテンツとは企業自身であり、私たち自身です。ぜひ、良質なコンテンツになることをお祈りします。

 

 

 

 

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