受注産業が生き残る5つの施策

   

 

製造業の多くは受注産業です。受注産業とは、発注先からの発注を受けてものづくりをする業種のことを言います。

部品、資材、印刷関連などは受注産業です。

発注を受けてから製造するので、小売のメーカーよりもリスクが少ないと思われがちです。その考えは間違ってはいないのですが、受注産業の最大のリスクは、注文が減るということです。

 

この記事では、受注産業の生き残りについて考えたいと思います。

 

 

受注産業の今後

 

受注産業の今後について予想する際、3つの指標が参考になります。

 

1:その製品の市場規模

2:外国製品との品質比較

3:調達スピード

 

要は、今後もニーズがあって市場規模が拡大し、外国製品に比べて品質が優っており、調達のスピードが重視されるので他に発注が難しいというような製品であれば、当面は安泰と言えるでしょう。逆の場合は、価格競争に晒され、仕事を失う可能性があります。

 

 

納品までのスパン

 

受注産業といっても、製品の納品までに時間がかからないものと、時間がかかるものがあります。前者の代表例は印刷で、後者はシステム開発になります。

 

要件定義に時間がかかったり、試作品を繰り返す案件の場合は、前金や開発費用を請求しなければ、赤字を垂れ流すことになります。

 

 

 

既存を守りやすいが新規開拓が難しい

 

また、受注産業の場合、基本的に製品が見えないので、営業提案の難易度が上がります。既存顧客は守りやすいと言えますが、一方で新規開拓が難しくなります。特定の会社に売上依存している場合は、その会社の業績に左右されるので、苦しくなる前に営業開拓をしておく方がいいでしょう。

 

 

 

受注産業が生き残る5つのポイント

 

1:価格

 

高品質、高価格帯の製品をラインアップしましょう。人は価格の高いものをよいものだと思う傾向があります。常に、標準品質とハイスペックの品質の製品を比較して提案することが重要です。

 

2:実績

 

ものが見えない以上、評価の基準は、「どこの」「どんな」製品を作っているかがポイントになります。名前の知れた企業と取引ができる場合は、大いにアピールしましょう。

 

 

3:見た目

 

受注産業だからこそ、あらゆるところの見た目に気を配りましょう。最も大切なのは、工場内を美しくするということです。そのためには、モノを少なくすることがコツです。

 

4:ネーミング

 

受注産業でも、自社製品には名前をつけましょう。自社製品があることは強みになります。

 

5:関係性

 

お客様との関係をどうするのかもポイントです。業者ではなく、パートナーになることを目指しましょう。

 

 

 

まとめ

 

この記事では、受注産業が生き残る5つの施策について考えました。今後、受注産業は人手不足や海外企業との競合などが激しくなることが予想されます。楽観視はできませんが、早めに手を打つことで対応は可能です。ぜひ、この記事をヒントに長く発展する企業を作ってください。

 

 

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