お酒好き必見!二日酔いの対策5選

お酒好きな人はもちろん、仕事の付き合いで深酒をしてしまうことがあります。そんな時に、翌日頭痛や吐き気に見舞われて会社に行くのが辛いということもしばしば。
こうした二日酔いをしないためには、事前に対策を立てておきたいものです。この記事では、二日酔いにならない対策について考えます。
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二日酔いとは?
二日酔いとは、お酒を飲んだ翌朝、不快感に襲われて、吐き気や胸焼け、頭痛などの症状を引き起こすことを言います。
アルコールは、食品と違い、消化されることなく吸収されます。お酒を飲むことで、体内に入ったアルコールは、胃で約20%、小腸で約80%が吸収されると言われています。その後、アルコールは、血液の中に入ってからだ中を巡り、脳に到達すると、アルコールが脳の神経細胞を麻痺させます。その状態が「酔った」状態だと言えます。
二日酔いは、アルコールを自分の代謝力以上に摂取することで、アルコールが有害物質アセトアルデヒドに代謝され、体内に残ることによって引き起こされます。
二日酔いになる人とならない人
二日酔いになる人とならない人の違いは体質です。二日酔いの原因となる有害物質アセトアルデヒドは、体内の「ALDH(アルデヒド脱水素酵素)」によって分解されます。ALDHには、アルデヒドが低濃度のときに働く「ALDH2」と、高濃度にならないと働かない「ALDH1」があります。「ALDH2」の活性が弱いか欠けていると、アセトアルデヒドが貯まりやすく、二日酔いになりやすいと言えます。日本人は、「ALDH2」を持たないか、働きが弱い人が多いので、お酒に弱い体質のようです。ですから、深酒は控えた方がいいと言えそうですね。
二日酔いを防ぐ対策
対策1:飲みすぎない
当たり前の話のようですが、体の代謝能力を超えたアルコールを飲んでしまうと、有害物質アセトアルデヒドが体に残ります。自分の適量を知り、それ以上のアルコールを摂取しないことが二日酔いの対策となります。その際、いろんなお酒をチャンポンすると、酒量がわかりにくくなるので、お酒の種類も少なくする方が効果的です。
対策2:飲む前に胃の中に何かを入れておく
空腹時にお酒を飲むと、胃腸からのアルコール吸収が早まります。結果、二日酔いになりやすいので、お酒を飲む前に何かを食べておくことがよいようです。胃に食べ物が入っていると、アルコールの吸収速度が穏やかになります。直前に食べておくといい食べ物はチーズです。チーズはタンパク質と脂質が多く、消化吸収されにくいので、アルコールの吸収を遅らせる効果があります。
対策3:水を飲む
特に強いお酒を飲む人は体内のアルコールの濃度を薄めるために、水を飲むのがよいようです。アルコールの利尿作用によって脱水症状を引き起こさない利点もあります。時々、ビールをチェイサーに強いお酒を飲む人もいますが、おすすめできない飲み方です。
対策4:ウコン
ウコンは肝臓の働きを良くしてくれると言われており、特にお酒を飲む前に飲んでおくと二日酔い対策によいと言われて人気となっています。ただし、科学的根拠が曖昧なので、効果が期待できないと言う医療関係者も少なくありません。
対策5:しじみの味噌汁
オルニチンには肝臓がアセトアルデヒドを分解する成分が含まれているため、二日酔いの時に効果的だと言われます。オルニチンはしじみに多く含まれています。しじみをお味噌汁で飲むことでさらに効果的だと言われます。アルコールを大量に摂取した後、体は軽い脱水症状を引き起こしやすくなります。この時、お味噌汁を飲むことで、塩分や水分の補給をすることで身体を楽にすることができます。
まとめ
この記事では二日酔いの原因と対策について考えてきました。もともと日本人の体質は大量にお酒を飲むことに適していないようです。体調管理のためにお酒は適量にしておきましょう。しかし、どうしても飲まなければならない場面では、この記事で紹介した二日酔いの対策を試してみてください。