睡眠時無呼吸症候群とは？

2024/09/20 2024/09/20

睡眠時無呼吸症候群という病気を聞いたことがありますか？

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何度も呼吸が止まる病気です。

医学的には、10秒以上息が止まる状態を無呼吸といい、平均して１時間に５回以上、睡眠中に無呼吸が見られる場合はこの疾患と診断されます。

10秒間息を止めると、少し苦しくなります。これを繰り返すわけですから、恐ろしい病気でもあります。

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠時のことなので、自覚ができにくい病気であります。

この記事では、睡眠時無呼吸症候群について考えてみます。

Contents

睡眠時無呼吸症候群は、どんな人がなるのか？

医学的には、10秒以上息が止まる状態を無呼吸といい、平均して１時間に５回以上、睡眠中に無呼吸が見られる場合はこの疾患と診断されます。

睡眠時無呼吸症候群の問題は気づきにくいということでしょう。自覚症状があるとしたら、日中の眠気です。眠気に関しては、睡眠時間や睡眠の質などの影響もあるので、眠いから睡眠時無呼吸症候群だという話にはなりません。

危険性が高い要素としては

・肥満

首の周りに脂肪が溜まっている人、呼吸筋の機能が衰えている場合は、睡眠時無呼吸症候群の原因となります。

・体の構造

顎が小さい、気道が狭いなども、睡眠時無呼吸症候群の原因となります。

・筋力の低下

呼吸筋力が低下すると，咳の機能が低下したり，換気量が低下したりすることで，呼吸障害を起こしやくなります。

睡眠時無呼吸症候群の診断は検査をすることになります。手の指や鼻の下にセンサーをつけ、いびきや呼吸の状態から睡眠時無呼吸症候群の可能性を調べます。

検査は一泊二日で精密検査が行われ、当然ながら個室なので、費用もかかります。

とはいえ、治療自体は保険適用になっているので、疾患割合も高いということでしょう。

寝ている間の無呼吸を防ぐために気道に空気を送り続けて気道を開存させておくという器具です。CPAP装置からエアチューブを伝い、鼻に装着したマスクから気道へと空気が送り込まれます。

睡眠時無呼吸症候群をマウスピースで治療するケースもあります。下顎を上顎よりも前方に出すように固定させることで上気道を広く保ち、いびきや無呼吸の発生を防ぐ治療方法です。

口蓋垂軟口蓋咽頭形成術（UPPP)というのどちんこの一部を切除する手術法もありますが、日本での症例は少ないようです。

睡眠が取れないということは、それだけでも健康への影響が大きそうです。

治療方法に加えて、生活習慣の改善が必要になるのは言うまでもありません。肥満気味の方の場合は首・喉まわりの脂肪が気道を狭くしている可能性がありますので、減量も治療の一環になります。

また、鼻づまりや鼻の諸症状で鼻呼吸がしにくい場合には、まず鼻症状の改善から取り組む場合もあります。

この記事では睡眠時無呼吸症候群について紹介しました。慢性的に日中の眠気に襲われる人は、一度検査を受けてもいいかもしれませんね。

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