201●年8月●日深夜4:30
本社2階食堂
体験者:製造部F氏
ダイトクコーポレーションの工場は24時間稼働している。
スタッフは交代で夜勤の仕事をすることになっている。
今から、夜勤の休憩で夜中の3:30~4:30に食堂で休憩を取っていたF氏の話をしよう。
F氏は、食堂でお弁当を食べ、まだ40分ほど休憩時間があったので、食堂のイスを3脚ほど並べて、そこにゴロンと横になった。
すぐ起きるつもりだったので、特にケイタイのアラーム目覚まし機能をつけることもしていなかったが、その日は深い眠りに入ってしまった。
どれくらい時間が過ぎただろうか・・・・食堂でF氏一人しかいないにも関わらず、椅子が何脚もひっくり返るような大きな音がした。F氏は、あれ?眠り込んでしまった。寝過ごして誰かお越しにきたのかな?と思い、慌てて起きたが食堂には誰もいない。
机や椅子も、ひっくり返ることなく・・・不思議に思い時計をみると、ちょうど休憩終わりのAM4:30を指していた。もしかして寝坊しないように霊がお越しに来てくれたのかもしれない。
ダイトクコーポレーションでは、幽霊もよく働くのだった。