正解のない問題に挑む、問題解決4つのステップ

   

 

おそらく、これからは従来の問題解決方法では、解決できない問題が山積します。

たとえば、新型コロナウィルスの感染を防止するために外出を控えます。ウイルスの感染を抑えるという問題に対する対処法としては正解かもしれません。しかし、外出を控えることで仕事ができなくなり、収入が途絶えるという新たな問題が発生します。ここでの問題解決は補助金を出して支援するということになるかもしれませんが、資金が足りない場合、完璧な補助はできません。仮に完璧な補助ができたとすれば、悪用して故意に仕事をしない人が生まれるかもしれません。こうなれば、税金を支払っている人は不公平だと考えます。

つまり、問題が起こり、その問題を解決すれば、次の問題が発生するという複雑な社会構造になってしまっているのです。こうした社会を生きていくためには、誰かの問題解決を期待するのではなく、私たち一人一人は自分の問題に向き合い、能動的に解決をしていくしかありません。

この記事では、問題解決の方法論について考えてみます。

 

 

なぜ、問題解決力が重要になるのか?

もはや、全員が納得できる解決策はなくなっています。自粛要請と売上を両立させる場合は、補助金を出すというのは誰でも出すことができる解でしょう。しかし、補助金に出すことができる金額に制約がある場合、誰を補助するのかという問題が生まれます。さらに、補助金では、企業が存続できない場合、切り捨ててしまうのか。一方で、市場から退場を迫られている(売上が下がっていた*企業まで救う必要があるのか。

このように、現在は正解を導くのが難しい問題が山積します。こうした問題を他者の解決に委ねると、納得ができない解決策の犠牲になることもあります。問題は自分で解決をするという意識。これからは、どこかにある正解を探すのではなく、問題を発見して解決する人の時代なのです。

 

 

 

問題解決への2つのアプローチ

 

問題には、2つ種類があります。

 

1:すでに発生している問題

2:今後、発生するかもしれない問題

 

 

すでに発生している問題の解決は緊急ですが、これから発生するかもしれない問題の解決が重要だと言えます。潜在化している問題は大惨事を退き起こす可能性がります。

 

 

 

問題解決への心構え

 

問題を解決するにあたって、問題の本質を見極めることが大切です。問題が解決しないのは、問題の本質を間違っているか、解決策が適切でないかのどちらかが理由と。

たとえば、パワハラという問題が発生したとしましょう。一般的には、上司に注意をするという解決策が取られます。しかし、部下が大袈裟に騒げば上司を陥れることができると考えていたらどうでしょう?

その場合は、「なぜ、この上司はパワハラをしているのか」という問題の根本について考えます。

 

・上司自身の価値観

・部下が嫌い

・会社のノルマの厳しさ

 

仮に、会社が与えるノルマの厳しさが原因で、上司が部下に厳しい言葉を浴びせている場合、上司に注意をしても意味がありません。ノルマが達成できなくなってしまうでしょう。この場合の解決策は、上司に対して、部下のモチベーションを上げるためのマネジメント法を教育することです。

 

 

 

問題解決の4ステップ

 

ここからは問題解決の4つのステップについて考えます。

 

1:何が問題なのかを特定する

たとえば、売上が上がらないという問題の原因を「新型コロナウイルスの影響」としてしまうと、収束するまで手の打ちようがありません。しかし、コロナの影響を受けつつも、売上を上げているところもあります。この場合は、自社の事業領域が狭いということが問題になるのです。

 

 

2:解決をした状態を想定する

解決した状態はどんな状態なのかを明確にします。この場合は、新しい事業を構築するということになりますが、どのような事業を構築しているのかも明確にする必要があります。外出規制が行われても収益が確保できる事業の確立と収益額の目標設定をします。

 

 

3:解決策を考える

売上の他の柱となるための新規事業を構築するにあたり、人材、リサーチ、事業化の推進に当たってのチーム編成を行います。

 

 

4:問題解決を阻むものを取り除く

人材、ノウハウ、資金など、不足しているものがあれば、それを補わなければなりません。社内のリソースを使うのか、外部から招聘するのかなど、問題解決の障壁になっているものを取り除きます。

どれから対応していくのかの優先順位が大切です。問題解決の問題を取り除かなければ、問題の解決には至りません。

 

 

 

潜在化している大きな問題を解決できる人が価値となる

 

答えのない問題が山積する昨今では、問題解決力のある人の価値が高まります。しかも、すでに起こっている問題ではなく、これから起こるであろう問題を発見し、いち早く解決をする人の時代になります。

 

 

 

まとめ

 

この記事では、正解のない問題に挑む4つのステップを紹介しました。これから未知の問題は山積します。また、人類が近くしていない問題の根がすでに生えているのかもしれません。問題解決とは希望をつなぐことであり、問題を解決することで人類は繁栄してきました。私たちの命を未来につなぐために、一人一人が問題解決力を身につけましょう。

 

 

 

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