なぜ、人はイライラするのか?6つの原因と4つの解消法
新型コロナウィルスの感染防止のために、自宅にいる時間が増えました。一方で、在宅勤務や休校により、家で過ごす時間が増えることで、「環境的要因・心理的要因・経済的要因」による不安やストレスから、家庭内でのトラブルも増えています。また、ネット上では、ウィルス感染者を酷くバッシングする行為も増しています。
緊急事態であるからこそ、冷静な判断や他者への配慮が必要な時です。しかし、イライラする人が増えてしまうと、人災が起こってしまいます。
この記事では、なぜ、人はイライラするのかと、イライラした時の解消法について考えます。
Contents
なぜ、人はイライラするのか?
まず、人はなぜイライラするのかについて考えてみます。その理由は、次の5つの理由が考えられます。
1:ホルモンのバランスが崩れる
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンという2種類のホルモンがあります。この2つの女性ホルモンの分泌量はいつも同じではありません。ボルモンのバランスが崩れることで感情が乱れることもあります。
女性ホルモンの分泌が乱れる理由は、
1ー1:女性ホルモン分泌そのものが正常に行われていない、
1ー2:女性ホルモンを分泌するように指示する器官に障害があり、分泌ができない
ホルモンバランスは、除籍に限った話ではありません。
テストステロンは男性ホルモンの9割を占める物質で、筋肉を太くするなど男らしい体をつくる働きを担います。テストステロンの分泌量が減ると、筋肉量が減少します。それに伴い、脂肪の代謝が悪化。結果として内臓脂肪をため込んだメタボ体形になっていきます。さらには、精神にも悪影響を及ぼし、鬱(うつ)の原因が、男性ホルモンの減少であることも少なくありません。
2:疲れ
疲れにより、頭痛、肩こり、眼精疲労、耳鳴り、不眠などの症状が発症すると、精神的にイライラしがちです。さらには、休んでも疲労が回復できず、疲れた状態が慢性化すると、心に変調が起こり始めます。ネガティブなことばかりに意識が向き、イライラし始めるのです。
3:思うようにいかない
人がイライラする原因の多くは、自分の考えているように物事が進んでいないと感じているということです。
たとえば、仕事が順調で、家庭も円満な場合、子どもがいたずらをしてもそんなにはイライラしないでしょう。しかし、仕事がうまくいかず、家庭での会話もない状態で、子どもがいたずらをすれば、腹が立ちます。この時に考えたいのは、子どものいたずらは同じでも、こちらの精神的状態で、大きく反応は違うということです。
物事の多くが思い通りに進んでいる場合は、人は寛容になります。逆に、物事の多くが思うように行っていない場合、寛容性が損なわれます。この場合、うまくいかないことに目が行きがちです。ですから、実際にうまく行っていることがあっても、何もかもがダメという判断をしがちです。
4:自分の責任だと思ってしまう
物事が思うように言っていない理由を自分の責任にする人は、自責の念を大きくしてしまいます。自分を責めている状態もイライラを募らせます。特に間違いを起こした場合や、失敗したと思い込むとこの傾向が強くなります。過去に起こったことは、変えようがないにもかかわらず、クヨクヨと悩んでしまいます。
5:他人の責任にしてしまう
思いようにいかない理由を他人の責任にすることもあります。たとえば、上司の評価が低いので自分が出世できないと考えた場合、上司に対してイライラします。
6:価値観との相違
自分の価値観とは違う行動をする人にイライラすることがあります。たとえば、不要不急で外出を控えている人は、営業を自粛しないパチンコ店やそこに並ぶ人を攻撃することがあります。
自分の価値観と違う行動をして、自分の正義に照らし、悪と判断した場合は、他人を攻撃します。
思うようにいかない理由を他人の責任にした人は、他罰的で攻撃的になります。
また、他人とは、特定の人ではないこともあります。政治家や格差社会という構造にイライラすることもあるのです。
他罰的な感情は、対象を変えて遷移します。たとえば、イライラしている時、電車で横入りをした人に対して、大きな怒りが湧くということです。
原因を知ることで解決策を見出すことができる
ここからは、イライラを解消する方法について考えてみます。
イライラしたら、自分を客観視し、「自分は今、イライラしている」と認識することが第一歩です。感情が暴走すると、自分でも押さえが効かなくなってしまいます。
心理学用語では、自分の感情を客観視することをメタ認知と言います。自分から離れて自分を認知するということです。
次に、イライラしている原因を考えます。イライラの原因は、概ね、先に話した6つのどれかに該当します。
自分はなぜ、何にイライラしているのかを特定できた時に、イライラは治ってきます。
自分を責める必要はなく、他人を変えることはできない
イライラを解消する場合に意識していただきたいことがあります。イライラの原因はわかれば、次の2つのことを覚えておいてください。
1:自分を責めない
自分を責めると、自分が傷つくだけです。しかも、誰も喜びません。人は誰でも失敗をするものです。しかも、失敗を償ったり、取り戻すチャンスが与えられています。
2:他人を変えることはできない
人は人に影響を受けることはあるものの、自分の意識でしか変化をしません。他人を変えようとすると、却って変わらない相手にイライラすることになります。
イライラの解消方法
ここからは、イライラの解消法について考えます。
1:バランスの良い食事をする
食生活ではまず、必要な栄養をまんべんなく、適量食べることが大事です。バランスがいいとは、お肉、魚、野菜、海藻、きのこなどを食べて、タンパク質、カルシウム、ビタミン、食物繊維を摂取するということです。
ただし、考え方を偏らせるの健康的だとは言えません。インスタント食品を嫌悪する人もいますが、インスタント食品そのものよりも、塩分の取りすぎが健康を害することがわかっています。たとえば、インスタントラーメンの場合、スープを残して麺だけを食べるということで、塩分をカットすることができます。
2:眠る
疲れた時は、ぐっすりと眠ることが大切です。しかし、長時間ひたすら寝ればいいというわけではありません。ぐっすり眠って朝日でシャキっと目覚めることができるような、質のよい睡眠が大切です。
疲労が取れやすい睡眠のためには、
2―1:枕と布団を良質なものにする。
背中が痛くなるような布団や首が痛くなる枕では質のよい睡眠は取れません。
2―2:湯船に浸かってリラックス
疲れているからと、短時間のシャワーで入浴を済ますのはもったいないです。38℃~40℃のぬるめのお湯にゆっくりと浸かることにより副交感神経が刺激されて、質のよい睡眠に導いてくれます。
3:魔法の言葉を唱える
物事がうまく行っているのかどうかは個人の尺度によります。仮に、今うまく行っていないとしても、この先はうまくいくかもしれません。
自分の人生は必ずうまく行くという確信を持っておくことでイライラから解消されやすくなります。
魔法の言葉とは、自分を暗示にかける言葉なので、どんなものでも構いません。
「きっと大丈夫」
若干、宗教的な意味合いを感じるかもしれませんが、神様が助けてくれると信じるのも一考です。
「アメノミナカヌシ様お助けいただきまして、ありがとうございます。」というものもあります。
未来のことを口にすることで、未来が現実になるという考え方もあります。
4:裏返して考えてみる
なぜ、人に腹が立つのかというと、その人が期待通りの行動をしないからでしょう。裏返して考えれば、あなたが相手に期待しているということになります。もし、期待しなくなったら、イライラもかなり解消されます。
たとえば、褒めて欲しいけど、褒めてくれないという場合を考えてみます。褒めない理由は、相手にも都合があるということです。あなたの能力を高く評価していて、そのくらいは当然と考えているのかもしれません。物事には表裏があります。
褒められない=評価されないとは限りません。たまたま、相手が褒めなかっただけで、あなたのことを十分に評価しているかもしれません。
注意していただきたいのは、期待しないというのは、見限るということではないということです。相手を信じて期待をしないというのがイライラを起こさない秘訣です。
イライラしなくても、あなたは大丈夫
私から、あなたに伝えることができるのは、イライラしても状況は好転しないということです。
コロナ感染をした人が大バッシングを浴びる事態が増えています。仮に軽率な行動で感染をしたとしても、必要以上の怒りをぶつける必要があるのでしょうか。
感染者の住所や名前を暴いたところで、誰が得をするのでしょうか。しかも、もし間違っていたら、名誉毀損で訴えられるのは、デマを広げた方の人間です。
大丈夫です。あなたはイライラしなくても生きていくことができます。
まとめ
この記事では、人がイライラする6つの原因と4つの対策について考えました。人生は思い通りにいかないことがあります。つい、イライラしてしまうこともあるでしょう。そんな時こそ、イライラしている自分を認識していただきたいのです。そうすることで、イライラは解消されます。イライラは、自分にとっても他人にとっても良いことはありません。
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