出る杭として打たれる人と、出すぎた杭になることができる人、６つの違い
組織で活躍をする人とはどんな人でしょう？
出る杭は打たれるという通り、差しでた行為をする人は頭を抑えられます。一方で、自己主張をしなければ、組織の中で埋もれてしまいます。
組織で活躍する人は、出る杭になれる人ですが、出る前に打たれてしまうと活躍の機会がありません。また、いったん出たとしても、その後に頭を打たれてしまうと組織においてマイナス評価をなります。
この記事では、出る杭になった時、頭を打たれる人と打たれない人の違いについて考えます。
なぜ、組織は出る杭を打つのか？
結論から言えば、杭に出られたら基礎が疎かになるので、組織は基礎を固めるために杭を打ち付けて安定させる必要があるからです。
建築物には、基礎があり、その上に上物が建築されます。どのような建築にするのかを決定するのは、建築の責任者です。多くの場合は、施主や設計者や建築家になります。
手順としては、全体の設計がなされて、基礎や建築物のパーツの担当者に仕事が割り振られて、建築物が作られます。この時、基礎の担当者が、「こんな建築はダメだ」と言うと、仕事がすすみません。こうした人がいれば、頭を抑えるしかありません。
組織には必ずリーダーがいます。リーダーは組織の目的や進む方向を決定します。その際に、組織の目的や方向性に異を唱えるメンバーの話を聞くわけにはいきません。
打たれる杭というのは、組織のリーダーにとって都合が悪い存在なのです。
出る杭が打たれる理由は、
１：杭としての機能をしていない
２：リーダーの意に沿わない意見を言う
ということです。要は差し出た存在であるということです。自分の都合で頭を出す杭は、打たれてしまうのです。
出る杭に関する偉人の格言
出る杭に関して、偉人の格言を紹介します。
松下幸之助
「出すぎた杭は打たれない」
吉越浩一郎
「出ない杭は土の中で腐る」
こうした名言は、出る杭になることを推奨しています。一方で、出る杭は打たれるというのが組織の定説でもあります。違いはどこにあるのでしょうか？
打たれる杭と打たれない６つの違い
１：
打たれる杭は、リーダーの考えと合っていない
打たれない杭は、リーダーの考えと合っている
２：
打たれる杭は、自分の都合を優先している
打たれない杭は、組織が最適になる提案をしている
３：
打たれる杭は、批判だけしかしない
打たれない杭は、問題を発見し、解決策まで提案して実行を申し出る
４：
打たれる杭は、他人がやることが前提となっている
打たれない杭は、自分がやることが前提となっている
５：
打たれる杭は、却下されたら上司を批判する
打たれない杭は、何度でも提案する
６：
打たれる杭は、自分の手柄を優先する
打たれない杭は、会社全体、さらには社会に貢献する
出る杭に関する超重要な話
組織がなんらかの不正を働いている場合、不正を正そうとする人の頭を抑えることがあります。企業の不祥事である品質偽造や書類の改竄など、告発をした「出る杭」が報復を受けることが少なくありません。悲しいかな、こうした組織は大企業であることも少なくないため、安定性と引き換えに、不正への加担や沈黙を貫かなければならないこともあります。こうした人を批判はしません。
出る杭になるほど優秀な人は、組織の不正を正すのか、組織から抜けるのかを検討する場面に出会すかもしれません。
まとめ
この記事では、出る杭となった時に、打たれる人と打たれない人の６つの違いについて解説しました。組織が出る杭を打つのは、組織の機能を維持していくためです。一方で、リーダーの意向に沿って、組織をより発展させていく提案は受け入れられます。
ぜひ、出すぎた杭になって組織を発展させてください。
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