ビジネスマンが話す力を身につける11のポイント

   

 

ビジネスでは、話す場面がたくさんあります。人に何かを頼む時はもちろん、営業やプレゼンテーションでは話す力が重要です。

誰でも話すことはできますが、相手の心を揺さぶる話や相手を動かす話し方ができる人は多くはありません。

最も話す力で力量が決まるのは政治家ではないかと思います。ひとつの失言で辞任に追いやられることもあれば、多くの有権者の心を捉えることもあります。

経営者はもちろん、リーダーになると部下に話をする場面があります。どうすれば、人の心をつかむ話ができることは重要なスキルです。

この記事では、政治家のスピーチを参考に、話す力について考えます。

 

 

話す力と伝える力

 

結婚式の挨拶などで、長々と話をすることは好まれません。一方で講演会などでは、2時間も話を聞くことがあります。この違いはどこにあるのでしょうか?

結論から言えば、話すことと伝えることの違いではないかと思います。前者は言葉を発しているだけ、後者は人の心の届いている理解してもいいでしょう。

ビジネスやプライペートにおいて人の話を聞くことは少なくありません。面白くないと思いつつも、上司や先輩の話は聞かざるを得ません。しかし、政治家の演説となると話は別です。街頭で演説をしても素通りされる政治家と人だかりができる政治家の違いがどこにあるのでしょうか?

 

どうすれば、話が伝わるのか?

第一歩は、相手にはあなたの話を聞かない権利があるということを認識することでしょう。伝わる話とは伝える工夫が必要なのです。

 

 

話す力1:笑顔

 

何を話すかも重要ですが、どう話すのかも重要です。どう話すのかとは、笑顔ではっきりを話すということです。また、お詫びや言いにくい話の場合は、神妙な顔で小さめの声で話すことも必要でしょう。

場面に応じた話し方を心がけましょう。

 

 

話す力2:相手とのブリッジをかける

 

共通点がある人とは仲良くなることができます。問題は共通点がない場合です。この場合は、共通点を作るか、見つけ出す必要があります。

小泉進次郎氏が埼玉で演説をした際、「埼玉との共通点を探したのですが、家から歩いて10分のところにさいたま屋という食堂があるんですよ。」と話したことがあります。冷静に考えれば、何の脈絡もない話ですが、聴衆とのブリッジになっています。

 

 

話す力3:聞き手は誰なのかを明確にする

 

誰に向けて話をするのかを明確にすることも大切です。会議で話し場合は、その場の決裁者は誰なのかを把握して話をしましょう。逆に、ブレーンストーミングの場合は、一人ではなく、その場にいる人、一人一人の語りかけることが必要でしょう。

 

 

話す力4:わかりやすい

 

わかりにくい話というのは聞きたくないものです。何の話をしているのかがよくわからない場合は、話がいつ終わるのかもわかりません。

わかりやすい話とは

・難しい用語と使わない

・最初に結論と道筋がわかる

ということです。

 

 

話す力5:具体的である

 

抽象的な話は理解することが難しくなります。具体的に数字を入れて話しましょう。不遜な例えかもしれませんが、「老後に2,000万円不足する」という話は伝わるスピードが驚異的でした(誤解も含めてですが)

 

 

話す力6:印象に残るフレーズ

 

オバマ前大統領がどんな政治的な実績を残したのかを知っている人は多くはないかもしれませんが、彼のフレーズを覚えている人は多いでしょう。

「チェンジ」

「イエス、ウイ、キャン」

印象に残るフレーズを多用することは、相手を引きつけます。小泉純一郎さんの「痛みを伴う改革」も名フレーズです。

 

 

話す力7:聞き手を巻き込む

 

一方的に話すよりも、相手を巻き込む話をするとより聞いてもらいやすくなります。

聞き手を巻き込む話し方とは、

・質問する

・選択させる

ということです。特に、選択させるのは相手の同意を得るために有効です。

小泉進次郎氏が、「子ども手当をもらえればうれしいですか?(質問)しかし、それは将来、子供に負担を強いるのですよ。どちらがいいですか?(選択)」と話したスピーチは秀逸です。

 

 

話す力8:引用する

 

小泉純一郎氏が「米百俵」を例えにしたのは有名です。有名人や歴史の格言を引用して自説を展開すれば、話が聞いてもらいやすくなります。

 

話す力9:例え話

 

ラグビーの元日本代表ヘットコーチのエディ・ジョーンズさんも例え話で、聞く人を引きつけます。

ティア1(ラグビーの強豪国)ティア2(ランキングが劣る国)の違いを記者に聞かれた時、

「君には弟がいるかね? 弟だよ。いるかね? ティア2は弟なんだ。このW杯の構造は『兄に対して自分の力を証明しようと頑張っている弟』のようなものだ。今回、弟たちは若い選手たちを中心に非常によく準備して、より上を目指している。現在のラグビー界の構造は完璧なものとはいえないが、正しい方向に向かっている」

と答えました。

 

 

話す力10:締めくくり

 

話の締めくくりはとても重要です。アメリカ大統領は、重要なスピーチの終わりに聖書の引用をすることがあります。聖書の言葉を引用することで、「神からのサポート」を連想させ、国民の精神を揺さぶるのです。

日本の場合は、「日本は強い」「苦しくても明るい未来がある」というところでしょうか

 

 

話す力11:反論には間をおいて答える

 

どんなに素晴らしい話でも反論をされることがあります。反論をされた場合、即座に言い返すと、口論です。まずは、相手の話を遮らずに最後まで聞き、間をおいてから答えることで、コミュニケーションの空間を支配することができます。

 

 

まとめ

 

この記事では、話す力について11のポイントをまとめました。組織での役割が大きくなるほど、話し場面の多くなります。ぜひ、話す力を身につけてください。

 

 

 

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