ウイスキーの雑学:種類、産地、飲み方など初心者が知っておきたいポイント

   

 

ウイスキーをかっこよく飲める大人はモテる(と思います)

ところで、あなたはウイスキーの種類や産地、ブレンド方法で味わい方が違うことを知っているでしょうか?

ウイスキーの飲み方は、ロック、ストレート、水割り、ハイボールなど様々な方法で楽しむことができます。しかし、それだけではウイスキー通とは言えません。

もちろん、バーで、ウイスキーをロックで飲むなんてことができれば、大人のかっこよさを演出することもできます。

ウイスキーは身近なお酒ですが、その製法や種類などは、案外と知られていないのではないでしょうか?

この記事では、初心者向けにウイスキーについて解説をします。

ウイスキーには個性があります。ウイスキーの個性を楽しみながら、味わえばさらに美味しくウイスキーを飲むことができます。ウイスキーを飲む時は、この記事でお伝えする豆知識を参考に楽しんでください。

 

 

ウイスキーとは?

 

まずは、ウイスキーについて説明します。

ウイスキーは、蒸留を行い、木の樽で貯蔵熟成されたお酒のことを言います。

ですから、ウイスキーは蒸留酒と言われます。ウイスキーの他に、焼酎、ブランデー、ウォッカ、ジン、ラムなども蒸留によって作られます。

蒸留とは、液体を熱することで蒸気(湯気)となって蒸発していった気体を、冷やして再び液体にすることです。

 

ウイスキーの定義とは、

1:穀物が原料であること

2:糖化、発酵、蒸留をしている

3:木の樽で熟成させる

ということです。

他に、生産国によってそれぞれ細かい規定がありますが、上記3点の規定を満たすことで、ウイスキーというお酒になります。

ウイスキーが蒸留させただけの段階では、まだ無色透明です。この無色透明のお酒を、木製の樽に詰めて長期間熟成させることで、琥珀色になるのです。ですから、ウイスキーは必ず木の樽で熟成されます。

 

 

ウイスキーの年代物とは?

 

ところで、ウイスキーで、「12年もの」「20年もの」と呼ばれることがあります。一般的には、熟成期間の長さがを言います。年代が古いほど、手に入りにくく、価格も高価になります。

しかし、12年ものが12年間の熟成だと思われがちですが、正確には少し違います。

樽で熟成させたウイスキーの原酒は、その樽ごとに味や風味、特徴が異なっています。異なったウイスキーの原酒を商品化するにあたっては、ボトル毎の味を均一化させる必要があります。

そのため、色々な樽の原酒をブレンドして、目標とする味わいのウイスキーに仕上げてからボトルに詰めるのです。この原酒のブレンドはいろいろな熟成年数の原酒を混ぜて行われているので、12年ものが12年間熟成されたものとは限りません。

12年の表記は、ブレンドされたウイスキーの原酒の中で、最も年代が新しいウイスキーの年を言います。ですから、12年の表記のウイスキーに20年間熟成された原酒がブレンドされていることもあるのです。「12年もの」は正確には、「12年以上もの」ということになります。

熟成年度が長くなるほど、色が濃くなっています。この辺りの知識があると、ウイスキーに詳しいと思われます。

 

 

 

ウイスキーの原料は?

 

次にウイスキーの原料について説明します。

ウイスキーは穀物を原料としますが、穀物によってウイスキーの種類が違います。

 

1:モルトウイスキー

モルトウイスキーとは、大麦麦芽(モルト)のみを原料としているウイスキーを言います。

モルトウイスキーの中でも、単一の蒸留所で作られているウイスキーを「シングルモルト」と言います。

蒸留所のある水と気候風土によって、他にはないオリジナルの味わいになります。

日本のウイスキーであれば、「山崎」「白州」(サントリー)、「余市」(ニッカ)など、蒸留所のある地域の名前がついているウイスキーは、シングルモルトのウイスキーです。

シングルモルトに対して、ピュアモルトと呼ばれるウイスキーもあります。ピュアモルトは、モルトを原料としていますが、複数のシングルモルトウイスキーの原酒をブレンドして作られます。

ニッカウイスキーの余市蒸溜所と宮城峡蒸溜所でつくられるウイスキーの原酒をブレンドした「竹鶴ピュアモルト」は、ピュアモルトウイスキーの代表的な銘柄です。

 

2:グレーンウイスキー

トウモロコシ、ライ麦、小麦を主原料に、大麦麦芽を加えたウイスキーをグレーンウイスキーと言います。

モルトウイスキーが個性の強さを売りにしているのに対して、グレーンウイスキーは、穏やかな味だと評されます。

日本のウイスキーで代表的な銘柄は、「知多」で、サントリーの知多蒸留所で作られているシングルグレーンのウイスキーです。

ニッカウイスキーでは、カフェグレーンという銘柄があります。

カナディアンクラブは、ライ麦を中心に大麦麦芽、コーンを使用した原料構成になっており、グレーンウイスキーに近い味わいが楽しめます。

3:ブレンデットウイスキー

モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーをブレンドしたウイスキーのことです。

ブレンデットウイスキーは、大量生産や品質の安定に適しています。市販されているほとんどの銘柄はブレンデットウイスキーです。お店でボトルを入れる際や購入の際は、ラベルを見ると、モルト、グレーン、ブレンデットの違いがわかります。

ブレンドに特徴のあるウイスキーは味わい深く、人気があります。

サントリーローヤルは、サントリーの創業者であり、初代マスターブレンダーである鳥井信治郎氏の最高の名作だと言われています。

 

他に、

ライ麦を主原料とするウイスキー。

→ライ・ウイスキー

原材料の80%以上にトウモロコシを用いたもの

→コーン・ウイスキー

があります。

 

 

世界5大ウイスキー

 

ウイスキーは主要な産地別に「世界の5大ウイスキー」と呼ばれています。ウイスキーの主な産地は、

・アイルランド

・スコットランド

・アメリカ

・カナダ

・日本

となります。

 

アイルランドのウイスキー→アイリッシュ

スコットランドのウイスキー→スコッチ

アメリカのウイスキー→アメリカンウイスキー(ケンタッキー州バーボン郡で醸造されるウイスキーをバーボンと呼びます。)

カナダのウイスキー→カナディアン

日本のウイスキー→ジャパニーズ

特に、スコッチやバーボンはメジャーな銘柄が多いため、よく目にすると思います。

 

スコッチウイスキーは、イギリス北部のスコットランド地方で蒸溜、熟成されたウイスキーの総称で

・穀類を原料としていること

・酵母により発酵させ、アルコール分94.8度未満で蒸溜していること

・700L以下のオーク樽で最低3年以上熟成させる

・最低瓶詰めアルコール40度以上

というのは、スコッチウイスキー法での定義です。スコッチウイスキーの原料は、主にモルト(大麦)が使われています。

 

バーボンはアメリカのケンタッキー州のバーボン郡の産地を指し、

・原料の51%以上がトウモロコシであること。

・蒸溜はアルコール分80%以下で行うこと。

・熟成には内側を焦がしたオークの新樽を使用すること。

・樽詰めはアルコール分62.5%以下で行うこと。

・ストレートバーボンを名乗るためには2年以上の熟成が必要。

・水以外を加えずにアルコール度数40%以上でボトリング

ということが定義になっています。

バーボンには、原料の51%以上がトウモロコシであるという条件があるのが特徴です。

最近では、東南アジアでもウイスキーが生産されています。

 

 

ブランデーとどう違うのか?

 

ところで、ウイスキーに似たお酒に、ブランデーがあります。

 

ウイスキーとブランデーはどう違うのでしょうか?

ブランデーとウイスキーは、どちらも蒸留酒ですが、原料に大きな違いがあります。

ブランデーは「果実」、ウイスキーは「穀類」が原料です。

 

それぞれの定義をいうと、

・ウイスキーとは、大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化し、発酵させた蒸留酒のこと。

・ブランデーとは、果実酒からつくった蒸留酒の総称。

ウイスキーとブランデーの大きな違いは、原料が穀物か果実かということになります。甘さがあるため、ブランデーが飲みやすいという人もいます。

 

 

ウイスキーの味はどう決まるのか?

 

ウイスキーの味は、原料と水と蒸留方法だけでなく、ブレンドの割合で味わいが違います。

生産国、原料、ブレンドの方式など、味を比べるのも、ウイスキーの楽しみ方です。

 

 

 

ウイスキーの飲み方

 

ウイスキーには、たくさんの飲み方があります。味わい方やアルコール度数の調整ができるので、好みに合わせて、ウイスキーを楽しむことができます。

 

1:ストレート

ウイスキーをグラスに注いでそのまま楽しみます。最もウイスキーの味わいを感じることができますが、アルコール度数が強いので、少しずつ飲むことをお勧めします。チェイサー(水)をお忘れなく。

 

2:オンザ・ロック

グラスに氷を入れて、ウイスキーを適量注ぎます。グラスと氷の音を楽しむこともできます。

 

3:トワイスアップ

ウイスキーをグラスに注ぎ、同量の天然水を常温で注ぎます。ウイスキーの香りを感じるために最適な飲み方だと言われています。

 

4:ウイスキーフロート

グラスに氷を入れ、7分目ほど水を注いだ後に、ウイスキーを水と混ざらないように、ゆっくりと注ぎます。見た目の美しさを楽しむこともできます。

 

5:水割り

グラスに氷を入れて、ウイスキーを注ぎます。マドラーでかき混ぜてから、天然水を注ぎます。ウイスキー1に対して、天然水2〜2.5が美味しく飲めると言われています。アルコール度数が低くなるので、食事をしながらウイスキーを楽しむ時に最適です。

 

6:ハイボール

グラスに氷を入れて、ウイスキーを注ぎます。そこによく冷えたソーダ水を注いで、爽快感を楽しみます。ウイスキー1に対して、ソーダ水3〜4の割合が最適だと言われています。

 

他にもカクテルのベースとしてウイスキーを楽しむ飲み方もあります。

 

 

まとめ

 

この記事では、ウイスキーの種類と銘柄と美味しく飲む方法を紹介しました。何気なく飲んでいるウイスキーも銘柄と原料、産地を知ることで味わい深くなります。大人の嗜みとしてウイスキーをお楽しみください。くれぐれも飲み過ぎには注意してください。

 

 

 

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