小豆島のオリーブの品質と代表的オリーブ農園の紹介

   

 

美容と健康に人気の高まっているオリーブ。特に、高品質なオリーブオイルは、意識の高い人に人気です。

日本では、小豆島でオリーブの生産が盛んです。なぜ、小豆島でオリーブの生産が盛んなのか。この記事では、小豆島でオリーブオイルの生産が盛んな理由と小豆島のオリーブの品質、主な生産農場を紹介します。

 

 

オリーブとは?

オリーブは、モクセイ科の常緑小高木に属します。地中海沿岸原産で,世界各地の暖かく乾燥した地方で栽培されています。木の高さは高さ7~10mとなり、緑白色で小型の長楕円形の葉が互生します。

夏秋に黄白色で芳香のある小花をつけます。果実は楕円体状で長さ2~3cmの液果で、紫黒色に熟します。

オリーブは、熟す前の果実を塩漬にして食べることもありますが、多くの使用方法は熟した果実からオリーブオイルをとり,食用はもちろん、化粧用や薬用に使われます。

オリーブの花言葉は「平和」で、平和のシンボルとされ、国連の旗にもデザインされています。

 

 

 

なぜ、オリーブは渋いのか?

オリーブは、秋になると、黄色や赤に色づいて、美味しそうな実をつけます。しかし、生のオリーブの実は渋くて食べられません。

オリーブの渋みは虫や鳥、動物から身を守るために木が作り出すものだと考えられています。この渋みのおかげでオリーブは比較的、害虫による被害が少ないと言われています。渋みの成分はポリフェノールの一種でオレウロペインやオレオカンタールで、人間の体にとっては抗酸化作用など有用な成分です。

 

 

 

世界のオリーブ生産量

オリーブは地中海地方原産で、現在でも地中海沿岸での栽培が盛んです。地中海性気候は、夏は高温少雨で、乾燥に強いオリーブの栽培に適しています。生産量第1位はスペインで、世界のオリーブの4割弱がスペイン産です。

1位 スペイン 7,875,800t

2位 イタリア 2,940,545t

3位 ギリシャ 2,000,000t

世界的に見れば、日本のオリーブの収穫高はベスト10にも入っていません。

 

参考サイト

 

 

 

 

国内のオリーブ生産量は?

次は、国内におけるオリーブの生産量を調べてみます。国内のオリーブの生産量は、小豆島のある香川県が圧倒的に高くなっています。

香川県 370t

広島県 3t

熊本県 2.6t

大分県 1.8t

香川県の中でも、小豆島でのオリーブの栽培が盛んです。

参考サイト

 

 

 

 

なぜ、小豆島でオリーブが盛んなのか?

なぜ、小豆島でオリーブ栽培が盛んなのでしょうか。

幕末から明治にかけてヨーロッパを訪れた日本人が、医薬品や美容オイル、また料理に欠かせない素材として日常的に使われているオリーブオイルに注目します。また、オリーブオイルは魚介類の保存にも使われており、日本で水揚げされた魚を国産オリーブオイルに漬けてヨーロッパに輸出しようと考えます。

そこで政府は、香川県、三重県、鹿児島県でオリーブ栽培試験を開始しました。3県の中で、香川県がオリーブ栽培に成功したのです。理由は小豆島の気候風土が温暖で雨の少ない、地中海によく似ていたためと言われています。それ以来、小豆島でオリーブの栽培が盛んになりました。

その後も、多くの生産者の努力と研究によってオリーブ栽培の技術が磨かれ、現在では小豆島のみならず、香川県内各地で栽培され、出荷量は日本全体の約97%を占めています。

香川県では、ヨーロッパでは「平和」と「充実」の象徴とされる「オリーブ」を県花・県木に指定しています。また、香川県のシンボル・県章のデザインにも「オリーブの葉」が採用され、県民に親しまれています。

 

 

 

エクストラバージンオイルとは?

オリーブオイルにもランクがあります。よく聞くのは「エクストラバージンオリーブオイル」。エクストラバージンオイルは、オリーブの実をしぼっただけのオイルのことを言います。加工を加えていないため、オリーブの実に含まれる天然成分が凝縮されています。

しかし、エクストラバージンオイルには、香りや成分を満たすための基準があります。実際、エキストラバージンオリーブオイルには偽造品が多く出回っています。

特に日本の市場には世界的に見ても、多くの偽物エキストラバージンオリーブオイルが出回っています。その理由は、エキストラバージンオイルの基準の違いが原因です。

オリーブの主要生産国が加入する国際オリーブ協会 (IOC=International Olive Council)という団体があります。オリーブの品質は、風味や香りについてはIOCで認められたテイスターによってブラインドテイスティングされた結果に基づきます。

世界の多くの国々がIOCに加盟し、その基準によってオリーブオイルを区分けしています。しかし、日本はIOCに加盟せず、JAS(日本農林規格)の基準に合わせてオリーブオイルを区分けしているのです。

IOCとJAS、2つの基準を比べると、もっとも大きく違うのは酸度について。IOCは100gに酸度0.8%以下のオイルのみをエキストラバージンオリーブオイルと定めていますが、JASの基準は同量で酸度2.0%以下。そのほかはピュアオリーブオイルに分類されています。

この違いため、世界基準では「エキストラバージンオリーブオイル」の条件を満たしていないオイルが、流通しているのです。

 

 

 

オリーブ化粧品にはどんな効果がある?

オリーブは食用だけでなく、化粧品としても活用されています。

オリーブオイルには、美容や健康に良い成分が含まれています。しかし、食用のオリーブオイルは、味や香り成分を大切にするため、果肉の繊維や不純物を精製していません。不純物が肌で酸化して、毛穴の黒ズミや肌荒れする場合があります。ですから、食用オリーブオイルを肌に直接塗ると、肌トラブルを引き起こすことがあります。

一方で、肌ケア用のオリーブオイルは、成分を残しつつ、不純物を取り除く製造工程を経て、肌に浸透しやすくなっています。

 

 

美容専用オリーブオイルの効能

オリーブオイルには、人の皮脂と同じ成分、オレイン酸とスクワランが含まれています。このため、肌なじみが良く、保湿力が高いのにベタつかないという特徴があります。

オリーブオイルの主成分のオレイン酸とスクワランにも、皮脂膜に近い働きがあり、肌の内側の水分が蒸発するのを防ぎます。

皮脂には、肌の潤いを守る働きと、外から異物が侵入しないように守る、バリア機能としても働きます。

また、ビタミンAには、表皮のヒアルロン酸を増やす作用がありますので、肌の水分量を上げる効果があると言われています。オリーブオイルには、肌の保水力を上げて、その水分を守る油分も含んでいるため、高い保湿効果が期待できるのです。

 

 

 

香川県小豆島のオリーブ生産者一覧

 

香川県では、オリーブの生産者を一覧で紹介しています。各生産者の情報は、こちらのサイトでご覧いただくことができます。

 

https://www.kensanpin.org/olive/?post_type=producer

 

 

 

 

小豆島のオリーブ観光スポット

また、自然豊かな小豆島は観光スポットとしても見どころが多くあります。オリーブを体験できる施設もあるので、ご紹介をしておきます。

 

オリーブ園

https://www.1st-olive.com/guide/laborea/

 

オリーブ公園

http://olive-pk.jp/craft/index.html

 

 

 

 

まとめ

この記事では、小豆島のオリーブの生産とオリーブオイルの品質について紹介しました。美容と健康に役立つオリーブオイルを日常生活に取り入れてみてください。

 

 

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